~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

希望の光

2011年03月21日 | 日々徒然
今日は、春分の日でした。
これから、昼の時間が日一日と長くなる。
私たちの周りの草木は、みな、生気に満ち溢れている。
自然の流れの通り、何処も彼処も、冬の寒さがやわらいで、暖かくなってほしい。

季節も時間も吹っ飛んでしまうような10日間でした。
自然の猛威に、震える日々でした。

でも、私たちも、その自然の中に生まれた一粒の命。
春へ向かって、元気のエネルギーが放出されるはず。
人の生きる気力を信じたい。


今、悲しみと一緒に、毎日人々の一心の優しさに感動しています。
その感動が、心を洗ってくれます。

避難所の子どもたち、若者たちが、すごいパワーを出してがんばってます。
この困難を乗り越え、未来を果敢に背負っていく姿が見えます。

ある避難所の小学生は、「肩もみ隊」を作り、お年寄りの肩をもんであげていました。
中学生も、高校生も、その場所その場所で一生懸命。

卒業証書を手渡された子どもたちの姿も見ました。
「ふるさと」の合唱を聞きました。

涙がでました。

愛するふるさとの地は、今、何もかも流され、がれきの山となってしまった。
ここに、再び子どもたちが元気に生きていく、潤いの「ふるさと」を必ず再生させる。
それが、私たちみんなの願い。

この命ある子どもたちが、明日を生きるための希望の光です。
みんなが力を合わせて、助け合って、同じ空の下で、大地の上に生きる。
今は、ただ、被災地の復興のためにひとつになる。
希望の光が、そこに在るから、私たちは、見失うことはない。


自然に倣って、冬の気持ちにさよならして、春の力も借りて、明るく生きていこう。




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