~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

たからもの絵本

2008年05月08日 | おはなし会・語りの会
上野の森の親子フェスタ。
とてもハッピーな時間でした。

児童書の出版社も勢揃いして、作家のサイン会なども開かれ、大盛況でしたね。
きっと、「たからもの絵本」が見つかったと思います。

絵本の数だけ、物語があり、その中は愛でいっぱい溢れてるのですから、なんて素敵な場所にみんなは遭遇できたのでしょう。
そこで、おはなし会ができて本当に嬉しいことです。

私の心に湧く泉から皆さんにおいしい水はとどきましたか?
また、いつかその味を思い出してくださいね。

また、おはなし会で待っています。

思い出すと、私の「たからもの絵本」は私が3歳の時、父が買ってくれたものです。
これはシリーズでしたが、全巻揃えてくれました。
表紙も紙も厚くて手触りは最近の絵本とは違います。
この「アンデルセン絵話」は特に大好きで、もう毎日読んでいたように思います。
また、この表紙の絵の人魚姫が大好きでした。
可憐で愛らしく、どこか悲しげな表情は、子ども心にも、お話を思って切なさを感じた最初ではなかったかと思います。
「私は、人魚姫の味方だよ。私がいたら、絶対王子さまに話してあげられるのに」
いつもこう思っていました。最後のシーンになると泣きそうになりながら、空気の精になった人魚姫のその先まで想像したものです。
人魚姫の真心、深い愛についてはずっと後ですが・・・。
この全50巻には、その他有名なグリム、イソップ、世界の昔話、創作物、浜田ひろすけ・小川未明など様々に織り込まれていたのです。
私はそれらを、時間を忘れて、毎日毎日読んでいました。
父から、母から読んでもらいました。そして私は、二人の妹に読んであげていました。今でも、まだ、開きます。

絵本には不思議な力があります。これは何の力なのでしょう。
今、ひとついえる言葉は「絆」です。
読んだ数だけ読んでもらった数だけ読んであげた数だけ心と心、自分でないかけがえのない人との絆が結ばれる力です。
私は今、どこでおはなし会をしても、その力を感じます。
だれかが欠けてもだめなのです。そこにある命を大事に感じることができる貴重な
力。
これからも、そんな思いを抱いておはなし会を開いていきたいです。
5月は私の生まれ月で、原点に返る時でもあります。
また、新たに深呼吸して

「見つけてね。宝物の絵本」

「たくさんの宝物もっていくよ。ずっとね。」愛依

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1 コメント

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楽しかったです☆ (≪聞かせ屋。けいたろう≫)
2008-05-08 18:58:32
美月さん、ありがとうございました☆
先日は楽しいステージに共演させていただきまして♪
自分も一人でのステージが多いものですから、皆でつくるステージの楽しさを感じました。

きつつきも楽しかったですね!!
子ども達も大満足という顔をしていました。
元気なあんちゃんも癒し系のお姉さんも歌って読んで、めくるめく読み聞かせでしたね☆

とっても素敵な時間でした♪
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