今上天皇は傘寿の誕生日を迎えられて記者会見において、質問に答え、先の大戦で多くの若者が貴い命を亡くしたこに対し戦争の無益を訴え、戦後平和と民主主義をうたった日本国憲法を讃えました。
以下その部分を抜粋して、天皇を君主にいだき軍事国家を企てる安倍晋三政権を支持する人々に平和の大切さを訴えます。
この戦争による日本人の犠牲者は約310万人と言われています。前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が,若くして命を失ったことを思うと,本当に痛ましい限りです。
戦後,連合国軍の占領下にあった日本は,平和と民主主義を,守るべき大切なものとして,日本国憲法を作り,様々な改革を行って,今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し,かつ,改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し,深い感謝の気持ちを抱いています。
日本国憲法には「天皇は,この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ,国政に関する権能を有しない。」と規定されています。この条項を遵守することを念頭において,私は天皇としての活動を律しています。
今後とも憲法を遵守する立場に立って,事に当たっていくつもりです。
核戦争時代の世界の戦争に対する戦略は大国間においては如何に戦争を行わないで勝つかが潮流です。
安倍晋三が訴える日本を取り戻すことは日帝が手本としたクラウゼヴィッツ戦争論全勢時代の力の強い者が勝つという前近代の戦争論では国民に先の対戦において前途有望な日本の若者を犬死にさせた日帝の戦略論から全く成長していません。
積極的平和主義と価値観外交は戦後日本が進めてきた平和外交に弓矢を引く、先人の戦後築いてきた努力を水泡に帰す無謀な戦略で、将来を見据えた戦略とは全く相入れず、先の大戦の敗北を上回る日本全土を完璧に破壊させる戦略に他なりません。
今こそ安倍晋三を退陣させて世界平和を構築しようではありませんか。国民とともに歩まれることを説に希求されている今上天皇ともに。
※宮内庁天皇の記者会見
http://
www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h25e.html