茂木健一郎氏の4月22日ツイートから加圧連続ツイートをまとめました。
加圧(1)自分のスキル・レベルと、課題の要求水準が高いレベルで一致する。これが、チクセントミハイが言うところの「フロー」である。集中しているけれども、リラックスしている。そんな状態において、人は最大のパフォーマンスを発揮することができる。
加圧(2)しばしば集中していることと緊張することを混同しがちだが、そうではない。最高の集中をしていて、どうじに表情に微笑みがうかぶくらいにリラックスをしている。そのような「フロー」の状態になれば、どんなに過酷な状況でも、それを楽しみ、高度の達成をすることができる。
加圧(3)フローに達するためには、スキルが向上しなければならない。その過程では、自分の技術以上の課題に直面する局面がどうしても出てくる。その際に、いかに障壁に向き合うか、「加圧」の流儀が問題となるのである。
加圧(4)自分の技術以上の課題に取り組む際には、当然失敗する。失敗の心理学が重要な要素となる。つまづくことに、いちいち落胆していてはいけない。失敗しても、まったく気にせずに立ち上がる。ましてや劣等感や焦燥感をもってはいけない。
加圧(5)他者からのプレッシャーは避けられないものだが、できれば、自分で自分に加圧する方が良い。そうすれば、圧力のレベルを調整することができる。理想は、自分の技術よりも少しだけ上のレベルの圧力をかけること。自分でメタ認知して、難易度を調整する。
加圧(6)英文を読むような場合は、わからなくても気にしないで、そのままリラックスして読み進むこと。理解できない、ということ事態を負のシグナルとして受け取ってしまっては、良質の加圧の妨げになる。
加圧(7)自分の技術以上の課題に取り組んだり、失敗を重ねたりしたとしても、そのようなプロセス自体を集中し、リラックスする「フロー」状態の中で楽しむことは可能である。登攀の過程すべてを「フロー」にすることで、スループットを高めることが実際にできる。
加圧(8)アスリートが世界最高記録を出すときには、集中しつつリラックスしているので、むしろ「流している」感覚になるという。「流している」感覚を、技術の向上のプロセス自体においても獲得することが必要なのである。
加圧(9)脳は、ある特定の達成というeventに関連して喜びを得ることもあるが、一定の時間の流れ自体を心地良いと感じるstateに関連する喜びのメカニズムもある。後者を利用して、継続的なスキルの向上を図る。これが、「フロー」の生き方である。
以上、「フロー」に至る、「加圧」のプロセスにおける心得についての連続ツイートでした。
加圧(1)自分のスキル・レベルと、課題の要求水準が高いレベルで一致する。これが、チクセントミハイが言うところの「フロー」である。集中しているけれども、リラックスしている。そんな状態において、人は最大のパフォーマンスを発揮することができる。
加圧(2)しばしば集中していることと緊張することを混同しがちだが、そうではない。最高の集中をしていて、どうじに表情に微笑みがうかぶくらいにリラックスをしている。そのような「フロー」の状態になれば、どんなに過酷な状況でも、それを楽しみ、高度の達成をすることができる。
加圧(3)フローに達するためには、スキルが向上しなければならない。その過程では、自分の技術以上の課題に直面する局面がどうしても出てくる。その際に、いかに障壁に向き合うか、「加圧」の流儀が問題となるのである。
加圧(4)自分の技術以上の課題に取り組む際には、当然失敗する。失敗の心理学が重要な要素となる。つまづくことに、いちいち落胆していてはいけない。失敗しても、まったく気にせずに立ち上がる。ましてや劣等感や焦燥感をもってはいけない。
加圧(5)他者からのプレッシャーは避けられないものだが、できれば、自分で自分に加圧する方が良い。そうすれば、圧力のレベルを調整することができる。理想は、自分の技術よりも少しだけ上のレベルの圧力をかけること。自分でメタ認知して、難易度を調整する。
加圧(6)英文を読むような場合は、わからなくても気にしないで、そのままリラックスして読み進むこと。理解できない、ということ事態を負のシグナルとして受け取ってしまっては、良質の加圧の妨げになる。
加圧(7)自分の技術以上の課題に取り組んだり、失敗を重ねたりしたとしても、そのようなプロセス自体を集中し、リラックスする「フロー」状態の中で楽しむことは可能である。登攀の過程すべてを「フロー」にすることで、スループットを高めることが実際にできる。
加圧(8)アスリートが世界最高記録を出すときには、集中しつつリラックスしているので、むしろ「流している」感覚になるという。「流している」感覚を、技術の向上のプロセス自体においても獲得することが必要なのである。
加圧(9)脳は、ある特定の達成というeventに関連して喜びを得ることもあるが、一定の時間の流れ自体を心地良いと感じるstateに関連する喜びのメカニズムもある。後者を利用して、継続的なスキルの向上を図る。これが、「フロー」の生き方である。
以上、「フロー」に至る、「加圧」のプロセスにおける心得についての連続ツイートでした。