緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

夏の日のフェスティバル

2008年07月28日 | 音楽・コンサート
自宅から歩いて10分くらいのところに、多摩レクリエーションセンターという米軍の施設があります。昔の多摩の弾薬庫です。若い人はなんのことか、わからないでしょうが、戦後もある時期、ニュースなどで話題になったことがあったのですが。自分が弾薬庫跡地の近くに住むようになるとは、思いませんでした。

その多摩レクリエーションセンターは、普段は米軍関係者しか入れず、治外法権の場所です。フェンスに囲まれた施設内の広大なゴルフ場や馬場などを、車でそばを通るときに眺めるだけです。敷地内には、鬱蒼とした森もあり、タヌキやキジ、ハクビシンなどが棲息し、法律などお構いなしの彼らは夜、近くの民家に現れ、菜園などを荒らしたりしています。
トマトは作ってもハクビシンに食べられてしまうけど、ミニトマトは皮が固いので食べられないのよ、と力ちゃんママに教えられたことがあります。ところが、ある朝、菜園に出てみると、ミニトマトの皮が散らばっていて、見事においしく熟れた実はハクビシンに食べられてしまったとか。なかなか彼らもやるものです。毎年、被害にあっているご近所のお宅で、夜中、ご主人がとうとう犯人の姿をカメラにおさめたとか。「写真、見る?」と聞かれたのですが、そんなに見たい姿ではありません。ご近所さんにしたら、にっくきハクビシン、現場を捕まえた、という気持ちでしょうが、捕獲したわけではないのでね。

どんどん話が横道に逸れてしまいましたが、その多摩レクリエーションセンターで、毎年、夏の一日、敷地内を開放して、アマチュアバンドの演奏会を開くのです。地元の日本人グループのバンドが演奏し、観客は芝生に座り、バドワイザーとハンバーガーを手に演奏を楽しみます。
私はこの夏の日のフェスティバルが好きで、この地に引越して来てから何か予定とぶつからない限り、夏を味わうひとときとして楽しみにしています。
今年も27日の日曜日に開催されたので、ラムの散歩を兼ねて午後遅めに、息子とでかけました。ラムが我が家に来てからは一緒に連れて行き、芝生の上でごろごろして、ポニーを見たり、アメリカ人のかわいい女の子と英語でしゃべったり(ステイ、シットくらいはラムもわかります?)、家族で楽しんでいました。
ところが、今年はゲートのところでストップ、犬は中に入れません、今年からの決まりですとのこと。えっ!そんなこと、市の広報にもポスターやチラシにもどこにも書いてなかったじゃない、と交渉してもダメでした。やむなく、ラムは息子と家に帰り、私だけが中に入りました。ビールはおいしかったのだけど、なんだか楽しめないフェスティバルとなりました。

写真は、フェスティバルのとりを務めた「横田サムライ太鼓」の熱演ぶりです。


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1 コメント

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Unknown (沙羅ママ)
2008-07-29 19:48:45
弾薬庫跡なんですよね。
浅田二郎の「日輪の遺産」で戦争中の弾薬庫のことを知り、あまりに近くに戦争の傷跡があることに驚きました。

サマーフェスティバル、娘が小学生の頃行きましたよ!
アメリカって感じのハンバーガー食べながら、バンドの演奏聞きました。

今年からワンコ入場禁止なんて残念でしたね。
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