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今日は日差しがすっかり春、きれいに晴れ上がり、車で鎌倉に向かう途中で何度かきれいな富士山を見ることができました。
以前、このブログでも紹介した鎌倉市川喜多映画記念館で開催されている「エキプ・ド・シネマの40年」を見に行きました。展示だけではなく、映画「愛、アムール」の上映もあるので、朝から自宅を出発しました。
ピッカピカの快晴です。自宅から新百合ヶ丘を抜け東名川崎から逗子に下り、鎌倉に向かいました。このピーカンのお天気に誘われてか道路は渋滞しています。そういえばピーカンって映画界用語なんですよね。今の方たちは知らない言葉かな?
逗子で下りて由比ヶ浜に出たら、気持ちいい。きれいに晴れた空とキラキラ輝く海、久しぶりの海の景色に見とれてしまいます。ワンコ連れで散歩している人たちもいます。でも我が家のいたずら娘は今日は留守番です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/17/683ebd324d83ba54f8f0315c473c1a48.jpg)
川喜多映画記念館は鎌倉駅から徒歩6、7分、小町通りを歩いて途中で左に曲がり、少し歩くと右側にあります。
黒塀に囲まれた品のいい平屋建ての建物です。東和映画の川喜多長政・かしこ夫妻の邸宅を鎌倉市に寄贈し、鎌倉市立の記念館として開館されています。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/b6/ce67c53d8e1be7640051919cb6e70592.jpg)
記念館には移築された和辻哲郎私邸もありますが、今は一般には公開されていないそうです。
川喜多夫人がお元気だった頃、フランスから来日していた日本映画研究家マックス・テシエを歓待する集まりがもたれ、見事な桜が咲き誇る川喜多邸に私も末席に招いていただき、和辻哲郎邸のいろり端に座らせていただきました。海外から日本を訪ねてきた映画人の多くが座ったであろういろり端に私も座ることができ、感激したのを覚えています。フランソワ・トリュフォ監督が、アラン・ドロンが、ヴィム・ヴェンダースが、座った場です。
その和辻邸には入れませんでしたが、お庭は拝見できました。河津桜と鎌倉の玉縄桜(たましめざくら)、白木蓮が咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/6c/8f634cd6b1180ff452d8a854be50ee79.jpg)
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記念館の中にはエキプ・ド・シネマの数々の上映作品のボスターが飾られ、懐かしいかしこ夫人と高野悦子さんが出迎えてくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/24/cb56b9edabfcf38414cb4a660cd73a6e.jpg)
たくさんの名作映画を私たち映画ファンに届けてくれた偉大なお二人の側で働くことのできた幸せな日々を思い出しました。
東和の映画史を辿る写真展示は懐かしいものばかり、写真のキャプションは読まずともみなわかります。吉永小百合のまだ十代のころの振袖姿の写真もあり、川喜多ご夫妻は女優さんを映画祭にたくさん連れて行かれたのだなと改めて思いました。振袖姿の八千草薫と京マチ子をヴェネチア映画祭に連れていったとき、その美しさにイタリアの人々がため息をついたとはよく話しに聞かせていただきました。
上映作品の「愛、アムール」は老夫婦の病を得てからの晩年の日々を描いた2012年のカンヌ映画祭パルムドール受賞作です。
トランティニアンがさすがという名演を見せ、後半は身につまされて、老いることの哀しみと夫婦として分かりあっているが上の介護の辛さが胸に迫ってきました。
観客は高齢の方も多く、我が身に引き寄せ涙されている人もいられました。
きれいに晴れ上がった鎌倉の地で、こうして優れた映画と出会えたよい一日でした。
以前、このブログでも紹介した鎌倉市川喜多映画記念館で開催されている「エキプ・ド・シネマの40年」を見に行きました。展示だけではなく、映画「愛、アムール」の上映もあるので、朝から自宅を出発しました。
ピッカピカの快晴です。自宅から新百合ヶ丘を抜け東名川崎から逗子に下り、鎌倉に向かいました。このピーカンのお天気に誘われてか道路は渋滞しています。そういえばピーカンって映画界用語なんですよね。今の方たちは知らない言葉かな?
逗子で下りて由比ヶ浜に出たら、気持ちいい。きれいに晴れた空とキラキラ輝く海、久しぶりの海の景色に見とれてしまいます。ワンコ連れで散歩している人たちもいます。でも我が家のいたずら娘は今日は留守番です。
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川喜多映画記念館は鎌倉駅から徒歩6、7分、小町通りを歩いて途中で左に曲がり、少し歩くと右側にあります。
黒塀に囲まれた品のいい平屋建ての建物です。東和映画の川喜多長政・かしこ夫妻の邸宅を鎌倉市に寄贈し、鎌倉市立の記念館として開館されています。
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記念館には移築された和辻哲郎私邸もありますが、今は一般には公開されていないそうです。
川喜多夫人がお元気だった頃、フランスから来日していた日本映画研究家マックス・テシエを歓待する集まりがもたれ、見事な桜が咲き誇る川喜多邸に私も末席に招いていただき、和辻哲郎邸のいろり端に座らせていただきました。海外から日本を訪ねてきた映画人の多くが座ったであろういろり端に私も座ることができ、感激したのを覚えています。フランソワ・トリュフォ監督が、アラン・ドロンが、ヴィム・ヴェンダースが、座った場です。
その和辻邸には入れませんでしたが、お庭は拝見できました。河津桜と鎌倉の玉縄桜(たましめざくら)、白木蓮が咲いていました。
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記念館の中にはエキプ・ド・シネマの数々の上映作品のボスターが飾られ、懐かしいかしこ夫人と高野悦子さんが出迎えてくれました。
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たくさんの名作映画を私たち映画ファンに届けてくれた偉大なお二人の側で働くことのできた幸せな日々を思い出しました。
東和の映画史を辿る写真展示は懐かしいものばかり、写真のキャプションは読まずともみなわかります。吉永小百合のまだ十代のころの振袖姿の写真もあり、川喜多ご夫妻は女優さんを映画祭にたくさん連れて行かれたのだなと改めて思いました。振袖姿の八千草薫と京マチ子をヴェネチア映画祭に連れていったとき、その美しさにイタリアの人々がため息をついたとはよく話しに聞かせていただきました。
上映作品の「愛、アムール」は老夫婦の病を得てからの晩年の日々を描いた2012年のカンヌ映画祭パルムドール受賞作です。
トランティニアンがさすがという名演を見せ、後半は身につまされて、老いることの哀しみと夫婦として分かりあっているが上の介護の辛さが胸に迫ってきました。
観客は高齢の方も多く、我が身に引き寄せ涙されている人もいられました。
きれいに晴れ上がった鎌倉の地で、こうして優れた映画と出会えたよい一日でした。
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