人権委員会設置法案が閣議決定されました

2012年11月10日 00時53分54秒 | 政治に対する意見
皆さん今晩は。

今日(11月9日)午前の閣議において、「人権委員会設置法案」が閣議決定され、野田内閣はこの法案を国会に提出する準備に入りました。

人権委員会法案を閣議決定(時事通信社)
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_545163


以前からお伝えしているとおり、私はこの法案には断固反対です。
我々国民の言論の自由を脅かしかねない悪法だからです。

過去記事:人権侵害救済法案についての反対意見
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/f433ec620fe46226a1d11566983fe6c5


詳しい説明は過去記事をご参照頂ければ幸いですが、要するにこの法案は、自由な言論を制限し、表現活動を萎縮させかねない、非常に危険な法案だということです。

民主党政権になってから、昨年の5月と今年9月にもこの法案の提出が検討されましたが、党内外の有志者からの強い反対により2回とも提出断念となった経緯があります。
これは、それだけ危険性のある法案だと言う事です。
それでも民主党がこの法案の提出に拘るのは、「次期衆院選で人権団体の票を得るため」とも言われています。

「人権」を「擁護」するとか、「救済」するなんて言うと、なんだかいかにも良い事のような気がしてしまうのが怖いところです。
しかし、その内容はあからさまな表現規制だという事を、ブログ読者の皆さんには知っておいて欲しいと思います。
かつての「治安維持法」が「治安」を「維持」するという大義名分のもと国家の恣意的な運用を招き、国民の権利を大きく侵害した事を忘れてはなりません。

そもそもこうした重要法案は、そのメリットデメリットを含め慎重に審議すべきであり、ドサクサに紛れて提出する様な法案ではありません。
しかし民主党は、昨年5月は震災後のドサクサに紛れて提出、今年9月は会期末のドサクサに紛れて提出、そして今回は政権末期の混乱のドサクサに紛れて提出。
この件だけを見ても、民主党の政策決定の仕方がいかに国民をバカにしているか解ろうというものです。他に成立させるべき重要な法案がいくらでもあるだろうに。本当に腹が立ちます。

私は地方議員として、今後も、この法案には断固反対して参ります。
日本の表現の自由、言論の自由を奪おうとするこのような法案を断じて許すわけには行きません。



閑話休題。
さて、昨日に引き続き、常任委員会の視察の報告をしたいと思います。

11月7日は建設経済常任委員会の視察を行いました。
視察の目的は群馬県渋川市で行われている竹林整備事業です。


この事業は、荒廃した竹やぶの間伐を行い整然とした竹林にすることと、間伐した竹材の有効活用を図ろうとするものです。
間伐した竹は、専用の粉砕機でチップ化。大きいチップは特製プラントで竹炭にし、小さいチップは発酵させ、竹パウダーにします。
竹炭は土壌改良剤として、竹パウダーは肥料として一緒に畑や田圃に施すなどして、主に農業用資材として活用している様です。

また、竹炭と竹パウダーを施した田圃での土壌改良の効果を測るため、作物の食味値などのデータを集めているのは素晴らしいと思いました。
このように、一つの政策に対しその効果を数値化して客観的に評価しようとする取り組みは、勝浦市も見習わなければなりません。
竹林整備事業の今後の計画としては、散策路の整備やタケノコの有効活用なども考えている様です。

事業費としては、
平成22年度、23年度はふるさと雇用再生特別基金事業補助金を活用し、
22年度で11,176,634円
23年度で17,374,350円
24年度は市単独事業として、5,674,515円、

とのことでした。

勝浦市でも山林や竹林の荒廃が問題となっています。
渋川市のこうした事業や、四国上勝町の葉っぱビジネスのように、「価値がない」と見過ごしているものに付加価値を見出し、それを有効利用しようとする発想や取り組みは、積極的に見習うべきと思います。
渋川市の皆さん、有り難うございました。


渋川市役所内での視察の様子



竹専用の自走式破砕機。一機135万円とのこと。




追伸:


先週の活動報告


10月27日

この日は市立勝浦中学校文化祭「ドリームフェスタ勝浦」に出席しました。
創作ダンスの発表や英語スピーチの発表など、どれも若さ溢れる素晴らしいものでした。それにしっかりエンターテイメントしてる!
自分が中学生の頃の文化祭よりも洗練されてるなあ…当時女装してジャネット・ジャクソンのマネをした様な記憶が…





10月31日

この日は勝浦市「市民提案型まちづくり事業」公開プレゼンテーションに出席しました。
この事業は、市民団体からユニークで公益性のあるまちづくり事業を募集し、優秀な団体に30万円を限度額として補助を行い、まちづくりの支援を行うものです。

勝浦市市民提案型まちづくり事業について
http://www.city.katsuura.chiba.jp/sesaku-keikaku/siminteiangata.html

昨年は2団体、今年は5団体の応募がありました。
今後も応募が増え、まちづくりへの主体的な参加が増加していく事を期待しています。

プレゼンテーションの様子



また夕方からは、興津保育所の高台移転についての説明会に参加しました。
今後予想される大地震に伴う津波の被害を想定し、興津、鵜原、東の3保育所を高台に移転させる事が市の方針として決定しました。
具体的には、来年の春から興津、鵜原、東保育所では児童の募集を行わず、児童は上野および中央保育所にて保育を行う予定です。
津波の被害を想定すれば、確かに高台への移転はやむを得ません。しかし、興津保育所はじめ海辺の3保育所から児童が居なくなってしまうのは何とも寂しく、また残念です。
移転は仕方ないとしても、市は事前にもう少し入念かつ慎重に保護者との協議を進めるべきではなかったかな、とも感じました。

興津中学校で行われた説明会の様子



11月2日

この日は新勝浦漁業協同組合にて、組合長、参事と意見交換を行いました。
海洋エネルギー実証試験についての説明や、これまでの活動報告をさせて頂き、漁業に関しての様々なご意見等を伺う事が出来ました。

また、10時からは議会報編集委員会が開催されました。
これまでも議員一般質問項の誌面改善や、会派名の挿入などより分り易く親しみやすい議会報の実現に取り組んできましたが、そろそろ全体的なデザインの再考なども考えて行かねばなりません。
次回委員会までに誌面改善に向けたたたき台を用意する様に、との事でしたので、頑張って良いものを作っていこうと思います。

午後からは、郵便局前に新設された「KAPPYビジターセンター」を訪問。
こちらは広域市町村圏事務組合から勝浦市に移管された建物を利用し、市の観光交流センターとして整備したものです。勝浦市の観光、交流の拠点となる事が期待されています。
こちらでは、観光に関する情報の収集や提供、体験教室の実施、レンタサイクルの貸し出し、また将来的には移住定住に関する相談窓口なども設置される予定です。
この施設の名称に関して、私は当初この名称に反対で、「(正式名称)勝浦市観光交流センター (愛称)KAPPYビジターセンター」とすべきだと議会で主張しましたが、最終的に「若い方の興味を引く事が大切」という市の説明に納得し賛成しました。
いずれにせよ、この施設が市の観光交流の拠点として賑わう様に、私も精一杯協力して行きたいと思います。

KAPPYビジターセンター外観



11月4日

今日は午前中は消防団員として津波避難訓練に参加。
私は地元の高台にあるマンションにて待機しましたが、思った以上に避難訓練参加者の数が増えず、残念に思いました。
周知の方法など今後工夫が必要かと思います。

午後からはタンタンメン船団の出店のお手伝いをしました。両日とも400食完売との事。船団の皆さん、お疲れさまでした。


追伸2:

[意見提出のお願い]
 
前述のとおり、「人権委員会設置法案」が国会に提出されることとなりました。
「人権委員会設置法案反対」、「閣議決定に異議あり」の声を、首相官邸・法務省へお寄せください。
あわせて与野党の議員に「人権委員会設置法反対」の声を届けてください。宜しくお願い致します。

1、官邸要望先
  https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

 ●野田佳彦首相
  議員会館 FAX  03-3508-3441
  船橋事務所 FAX  047-496-1222

 ●前原誠司国家戦略相
  議員会館 FAX  03-3592-6696
  京都事務所 FAX  075-702-9726

2、法務省に対する要望先
  意見記入フォームの宛先で、「法務省」にチェックを入れてください。
  https://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose

 ●滝実法務大臣
  議員会館 FAX  03-3508-3861
  奈良事務所 FAX  0743-55-7081

 ●法務省 人権擁護局 FAX 03-3592-7675
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