
紀伊国屋書店が、ヴァン・デ・コーク教授の、この本を、翻訳出版しました。これで、あの人も読めるようになりましたね!
自分の悩みを、人様のために役立てる生き方このあたりを読んでますとね、日本が、これだけ社会全体が狂ってきているのと、たくさんの人の心が病になっているのは、共通する背景がある、ということが分かります。その背景は、......
発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 「犬として育てられた少年」。p161、第2パラグラフ、下から5行目から。
悪魔儀式の虐待に対する物的証拠もありませんでしたし、この事件が世間で騒がれるまで、「記憶の回復」セラピーも科学的に試されてきませんでした。「記憶回復」のセラピストやワークショップのトレイナーの人達は、「子ども達は性的虐待のことでウソは言いません」と教えてたんですね。だけれども、そのようなことを教える根拠となる経験を、持ち合わせていた訳じゃなかったんですね。
ここを読んでも、この「悪魔調査官」たちと、被災地派遣の自称「専門家」達は、全く同じですね。被災地の子どもたちの実態がよく分かっていないのに、20年近く前の経験がそのまま当てはまるはずだ、という甘い幻想に囚われて、大間違いを教えているからです。ヴァン・デ・コーク教授は、発達トラウマ障害(DTD)は、サイコセラピー・薬物療法・各種のボディーワーク(演劇も含む)の組み合わせが有効だ、とハッキリとこの本の中で言っているのに、そして、その自称「専門家」の1人は、「その(ヴァン・デ・コーク教授の)本は買ってある」と言っているのに、英語が読めないから、読んでないんですね。
彼らは「心理教育が役立つ」と間違って、言ってますが、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達には、心理教育では到底太刀打ちできないのは、1ケースでも、発達トラウマ障害(DTD)の臨床をすれば明らかです。
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