エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の診断登場前夜

2016-10-25 08:06:37 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
イキイキ生きる
  人間の心、「私」と自分のことを呼ぶ、その「私」の中心にあるものは何か? とエリクソンは考えました。そして、「私」の中心にあるのは「≪私≫という感じ」という、無意識から意......
 

 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.139。最後から。

 

 

 

 

 

 辞書によれば、診断とは、「a.   病気や怪我の性質や原因を、病歴、検査、健康診断のデータを評価することによって、特定し、決定すること、b.  そのような評価から引き出された見方」だとされます。この章と次章では、公式の診断と、私どもの患者さんが実際に苦しんでいることの間にある、深い裂け目について論じて、長年発達トラウマに苦しんできた患者さんたちを診断する方法を、同僚と私が、いかに換えようとしているのかについて、論じようと思います。

 

 

 

 

 

 

 間違った診断やインチキ療法のために、そうでなくても、塗炭の苦しみを味わっている発達トラウマ障害(DTD)の子どもや大人が、さらに苦しめられ、痛み付けられている…。人間として、医者として、ホットケナイ、と思った、ヴァン・デ・コーク教授とその同僚は、実に人間的ですね。

 ヴァン・デ・コーク教授らの試みは、発達トラウマ障害(DTD)の診断として、2009年に公表されることになります

 

 

 

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