エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#吉本隆明さん と #こころ  ついでに  #お気に入り

2019-05-24 07:25:15 | エリクソンの発達臨床心理
 
#赤ちゃんを大切にするお母さんのお勤め #お母さんの態度は無意識 #希望の伝染 #上に立つ者次第 
 現世考: NHK発達障害特集には,また困った困った     発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角に......
 

 

数年前の戦後70年(2015年)を記念したNHKの「知の巨人たち 第5回 詩人 吉本隆明(たかあき)」を見直して,腑に落ちて生きることの大切さを確認して,様々な副産物がありましたね。

 その副産物をメモに残すつもりで,ブログに記しておきたいと考えました。ついでに『心とは何か 心的現象論入門』を今朝は読んでいて,ブログの更新が遅れました…。それも小さな副産物でしたね。

 最初の節「「受け身」の精神病理について」を読んで,吉本隆明さんの直感の鋭さと,それを理論的に組み立てる構想力のある人だと,改めて感じました。私は,加藤周一さんが好きで,加藤周一さんの遺著『日本文化における時間と空間』が日本人の手になる最高の心理学のテキストである,と考えてきましたが,もしかしたら,吉本隆明さんのこの本が,それに次ぐ心理学のテキストになるかも,ということを感じながら,読み進めています。

 乳児期を受け身の時期,と吉本隆明さんは見ます。赤ちゃんが何を受け取るのか,が冴えています。それは「母親の物語」だといいます。これは,エリクソンからも学んだものだと考えられます。その物語はお母さんは共同体を代表して,赤ちゃんに与えます。

 今のニッポンは,どんな物語を,赤ちゃんに聞かせているのでしょうか?

 

 ついでながら,ニッポンの学校の「贋(にせ)のまじめな雰囲気」が,「大人になって,嘘の真実を作る嫌らしい性格を作る訓練になっています」というのが,気に入りましたね。

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