エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉: 呼び出し

2016-12-05 03:43:10 | 聖書の言葉から

 

 

 
ジェームズ・ヒルマンに学ぶ、2人が大事にし合う元型  「遊びのおばさんになりたい」
   兄弟の様に人を大事にすることは、フロイトの場合、病気になっちゃうのはなぜかは?  フロイトの精神分析理論も、「性的に(生殖で)人を大事にすることは......
 

 呼び出し。日本語で「呼び出し」と言われると、子どもも大人も、「職員室に呼び出しだって」、「学校から呼び出し」と言えば、お分かりかと思いますが、あんまり嬉しい話ではありません。

 呼び出しが嬉しい場合ってあるのかしらね?

 雨宮慧先生の言葉から。『こころの時代 旧約聖書を語る』から。

 

 

 

 

 

 聖書の物語の主人公は人間というよりも、人間に語りかける神だと言えます。それは「出家」という言葉を用いず、[召命」という用語を使うところに端的に表れています。しかも、神の呼びかけは信仰へと踏み出す時だけでなく、出来事の意味を悟るためにも主導的な役割演じています。…

 …「召された者」と訳さされた言葉はギリシア語の動詞カレオー(呼ぶ)から派生した形容詞ですから、「呼ばれた者」の意味です。 

 

 

 

 

 

 呼び出しが、お小言や厳重注意のためでしたら、できれば避けたい話しになるでしょう

 ところが、出来事には、素敵な意味がある、ということを悟るチャンスになるのなら、呼び出しが、こんなに嬉しいことはありませんでしょ。

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