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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の症状と自然災害トラウマの人の症状とは、大違い

2016-11-29 01:38:35 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
大人の責任ある態度
   思い違いだらけ、ニッポン!  「がんばれ、ニッポン」。東京オリンピック招致成功この方、また、耳にする機会が多くなった掛け声ですね。でもね、今日のは......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.144、下から2行目から。

 

 

 

 

 親などから身体的虐待や性的虐待を子どもの頃にされた人たち、最近になって家庭内暴力をされた人たち、最近自然災害を体験した人たちの3群には、明確な違いがありました。3群の両端、すなわち、子どもの頃に虐待された人自然災害に遭った大人には、特に違いが大きかったですね。子どもの頃に虐待された大人は、集中力がなく、何時でもイライラしていることをこぼし、自己嫌悪の塊です。親しい人間関係を結ぶこともできませんし、見境なく、だれかれ構わず、リスクの高いセッスクをしても満足できずにいるか、全くのインポかのいずれかである場合が多い。こういった症状は、自然災害にあった人たちには、かなり珍しかったんですね。

 

 

 

 

 

 子どもの頃に虐待された人達の苦難の大きさにただただ圧倒されそうですね。その症状はどれも深刻です。自然災害にあった人は、これほど深刻な症状の人は珍しい。

 発達トラウマ障害(DTD)と、自然災害のためにPTSDになった人の区別ができない人が、旧帝大ご出身でも、いかに無学かが、ハッキリと解かります。 

 

 

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