エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#根源的信頼感 #最深の心の習慣 #母親が日常生活を礼拝にする司祭になるとき #大文字の希望の源

2017-11-24 04:57:20 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

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聖書の言葉 : 言葉=ダバール : 言葉は態度で示そうよ 生き方が一番大事で、それが礼拝になりますから
   求めない   憲法侮蔑解散  2012年(平成24年)、一昨年の暮れ、野田佳彦首相(当時)とわが安倍晋三自民党総裁の党首討論の最中に、野田首相が「......
 

 Young Man Luther 『青年ルター』 第Ⅷ章 終章(エピローグ)のp.255の、最初から。

 

 

 

 

 

 最初の危機は、生まれたばかりの赤ちゃんの時の危機です。この危機にいかに正面から向かい合うかによって、1人の人の最深の心の習慣が、根源的信頼根源的不信どちらに一層大きく頼るのか,が,決まってしまうんですね。 この危機の結果は、遺伝、妊娠、出産といった偶発的なことを別にすれば、お母さんが赤ちゃんを心から大事にする世話の品質に,大きく依存しているんです。すなわち、お母さんが言ってることとやってることが一致しているか,お母さんと赤ちゃんが,お互いに相手を心から肯定しているか 次第だということです。この言行一致互恵性があって初めて、お母さんは,日常生活を礼拝にする司祭になれるんだし,すぐにでも解決しなくちゃいけないのに,どうしていいのか分からない,と身体が感じている赤ちゃんの元々の心に,この先どうなるかが分かるし,しかも,きっと善いことがあるに違いないと心豊かに感じていられる希望をプレゼントできます。

 

 

 

 

 

 ここが,人間の心の習慣の根源的基盤です。

 その信頼は,したがって,根源的信頼感となります。

 たとえどんな困難があっても,将来を見通せる幸せ豊かな希望をいつでも持てるから,大文字の希望,という勇気・人品を,一生涯身に着けることができることも,このエリクソンのお話から納得できますでしょ。


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