The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.105の第3パラグラフから。
一番養生してきた人でも、だんだんと身体が弱くなりますし、それまでのように体が動かなくなりますね。働きとコントロールする力を保とうといくら努力しても、身体は自分の思い通りにはなってくれなくなります。絶望は、80になれば、時々心によぎるものですけど、90になれば親しい道連れになりますよ。というのも、何が緊急に起きて、身体の動きを失うことが差し迫って来ることを知ることは、ほとんどできるものではありませんものね。誰の世話にもならず、自分で自分をコントロールする暮らしが危うくなるにつれて、自尊感情も、自信も弱くなるものですね。希望も信頼も、かつては確かな支えでしたのに、かつてのような頑丈な支えにはなってくれません。絶望と闘うときは、神様を信頼し、程よく謙遜になることが、おそらくもっとも賢明な道になるでしょう。
ジョアンって、実に信頼の豊かな人だってことが、この文章からにじみ出ています。最後は自分を超える存在に対する信頼と、その超越の前にへりくだった気持ちに力があるみたいです。
あなたも良かったら、どうぞ。
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