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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

最晩年に最も賢く生きる道

2016-02-17 06:28:40 | アイデンティティの根源

 

 

 
共讃党
  「共讃党」。皆さんご存知ですが? 私は知りませんでした。先日の朝日新聞(2.10, 2015 12版▲ p29)で、例のシャルリ・エブドの風刺のことが取り...
 

 

 

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.105の第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 一番養生してきた人でも、だんだんと身体が弱くなりますし、それまでのように体が動かなくなりますね。働きとコントロールする力を保とうといくら努力しても、身体は自分の思い通りにはなってくれなくなります。絶望は、80になれば、時々心によぎるものですけど、90になれば親しい道連れになりますよ。というのも、何が緊急に起きて、身体の動きを失うことが差し迫って来ることを知ることは、ほとんどできるものではありませんものね。誰の世話にもならず、自分で自分をコントロールする暮らしが危うくなるにつれて、自尊感情も、自信も弱くなるものですね希望も信頼も、かつては確かな支えでしたのに、かつてのような頑丈な支えにはなってくれません絶望と闘うときは、神様を信頼し、程よく謙遜になることが、おそらくもっとも賢明な道になるでしょう

 

 

 

 

 

 ジョアンって、実に信頼の豊かな人だってことが、この文章からにじみ出ています。最後は自分を超える存在に対する信頼と、その超越の前にへりくだった気持ちに力があるみたいです。

 あなたも良かったら、どうぞ。

 

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