エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#不安げにくっつくパターン #気を引く気持ちと怒りの間で揺れながらくっつくパターン #脱抑制タイプの発達トラウマ障害DTD

2017-10-29 04:57:30 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 

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トラウマを負わされた生育歴
   フロイトが選んだ、陽気で楽しい、時空を自由自在に動く方法   キリストに対する信頼 < 人間を上下2つに分けるウソ ?  イエスは、自分を見失って......
 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?

 第7章。「同じ波長になる:触れ合うこと(アタッチメント)と心の音色を響き合わせること(アトゥーンメント)」です。p.118,第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 もう1つのパターン,不安げにくっつくパターン,あるいは,気を引く気持ちと怒りの間で揺れながらくっつくパターンでは,赤ちゃんはいつも,泣いたり呼んだりしがみついたり泣き叫んだり,して,お赤さんの気を自分に引こうとします。この赤ちゃんは,「気持ちを出すけど,関係が持てない」んです。この赤ちゃんは,「注意を引かなければ,だれも気にしてくれない」と思っています。お母さんが見えなければ,大騒ぎをするけれども,お母さんからさほど優しくしてもらえるわけじゃない。お母さんと共に居てもさほど嬉しそうには見えないのに,この赤ちゃんは受け身で,あるいは,怒って,お母さんを気にしているんです。他の子どもがかなり遊んでいるときにもそうですから。

 

 

 

 

 

 

 安心してお母さんにくっついていられなかった赤ちゃんの,もう1つのパターンが,「不安げにくっつく」バターン,気を引く気持ちと怒りの間で揺れながらくっつくパターンです。

 いつも不安ですから,いつも,ストレスホルモンにされされて,脳の発達,免疫システム,ホルモンバランスなどがゆがめられてしまいます。関わる時間が少なく我慢の文化の日本では,この「不安げにくっつく」バターン,気を引く気持ちと怒りの間で揺れながらくっつくパターンが,2番目に多いパターンです。

 脱抑制タイプの発達トラウマ障害DTDになります

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