エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#観察の場の3条件

2024-06-19 07:13:00 | エリクソンの発達臨床心理
尾瀬小屋さんの写真から

「発達トラウマ障害 Enpedia」
は、内閣府情報調査室が情報操作をしているだろうGoogle検索ではなさらず、
MSN検索、あるいは、 Bing検索にて、ご参照ください。
としましたが、1日で、MSN検索、Bing検索にも、内閣府情報調査室が施したであろう、情報操作が入りました。
それだけ、「発達トラウマ障害 Enpedia」の真実が大事。 
 Toys and Reasons『おもちゃ と 賢慮』
 p.85から。

 
毎日の生活の中にある礼拝

赤ちゃんの時期とヌミノース(訳注:驚きと感激)
あの光 あの顔 あの名前


 お母さんと赤ちゃんが、毎朝,お互いにする挨拶から,始めましょう。お母さんの気持ちも,話し言葉も,相手を思い通りにする行為も様々ですが…。そのお母さんは,その赤ちゃんに近づきます,微笑みながら あるいは 心配そうに心明るく あるいは 心配そうに その子の名を呼んで 朝の挨拶を始めます。よくよく見て,手で触れて,匂いを確かめて,そのお母さんは,赤ちゃんが不機嫌な訳とどのように世話を始めるかを探り出します。赤ちゃんの姿勢を変えたり,抱き上げたり,などなど。このような毎日の出来事が,高度に礼拝になっているんです。それは,お母さん感謝の気持ちでいるように見えますし,とても歓んでいるように見えます。すると,お母さんが何かをすると,赤ちゃんは見通し通りのことをしてくれます。赤ちゃんが見通し通りなのは,聖書の神様のいのちが一巡する中で,お母さんが朝の挨拶を進めます。
この朝の挨拶のような毎日礼拝は,その人ならではである(特定のお母さん「特有」ですし,特定の赤ちゃんにもピッタリ)と同時に,人類学が伝える伝統に則った典型でもあります。毎日礼拝は,大なり小なり,心から自由なやり取りですし,大なり小なり,果たすべき義務として強いられるものです。毎日礼拝本当の生き方は,生きるのに必須な 周期的な身体のニーズの上に乗せられています。毎日礼拝本当の生き方は,には,創造が進む中で,已むに已まれぬ気持ちもあります。また,毎日礼拝本当の生き方は,子どもの認知の力が育つことや子どものやる気が育つに頼っています。私はあえて申し上げるつもりではないのですが,ここで申し上げている毎日礼拝の舞台は,有力なピアジェさんの舞台の筋道とピッタリ一致する ということです。ただし,まず,観察する場を想像しなくてはなりませんでしょう。観察の場は,
(訳注:①)赤ちゃんが「環境であるお母さん」との感覚運動的なやり取りを図示するだけではなくて,
(訳注:②)お母さんが,赤ちゃんが理解するために探索することに応えてするやり取りも図示する と共に
(訳注:➂)赤ちゃんとお母さんが,観察者とするやり取りも 図示します。



 参与観察者の影響も,物理学の観察者が物理的事実に対する影響を考慮するのと同様の,考慮する見識が,エリクソンにはありますね。
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