エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#苦難の神義論 #懐かしき

2024-06-19 07:38:00 | エリクソンの発達臨床心理
「発達トラウマ障害 Enpedia」
は、内閣府情報調査室が情報操作をしているだろうGoogle検索ではなさらず、
MSN検索、あるいは、 Bing検索にて、ご参照ください。
としましたが、1日で、MSN検索、Bing検索にも、内閣府情報調査室が施したであろう、情報操作が入りました。
それだけ、「発達トラウマ障害 Enpedia」の真実が大事。

Childhood and Society 第3章  p.147 ブランクから。

 
 5.超自然
  A. 太陽ダンス



 口の時期の天国と噛む時期に激しく怒る中で,その天国を失うことは,行論の中で明らかにするところですが,もう駄目だという深い実感の元なのかしれませんね。この駄目だという深い実感は,全人類には原罪があるという良心の警告に変化していくものです。ですから,祈りと偉大な魂との和解は,「世間」に対するあまりにも欲深い願い全て断念することですし,…身体はチッポケ,技量はお粗末,自ら苦難を選ぶことを明示しなくてはなりません。
 ダコタとサン・ダンスの暮らしで大事な宗教儀式は,夏の時期に4日間にわたって,2回執り行われますが,その時期は,「バッファローが肥えて,野イチゴが熟れ,草々が伸び,緑に染まる時期でした」。その大事な宗教儀式は,お祭りが始まると,バッファローのスピリットに感謝を捧げ,仲間の絆を示します豊かな儀式が続いて,世界中のどこにでもある,大人になることが認められる典礼が行われます。次に,戦と狩りが来ますが,これらは男の争いを讃えます。男たちは戦功を高らかに数え上げ,女や乙女たちは,自分らの純潔を示すために出向きます。最後は,この人々すべてに,お互いに頼り合う と,人に譲ることと弟のように大事し合うこと を讃えることになりますよ。
 この大事な宗教儀式が最高潮になるのは,その年の大事な時に誓いが成就する中で,自らに課した苦難が完成する時です。大事な宗教儀式の最終日,「第4のダンスに相応しい人たち」が,最高の自己犠牲を,トーテムポールと長い紐で繋げた串で,胸や背中の筋肉を突き通すことで示しました。太陽を真っすぐに見つめて,ゆっくりと後ずさりしながら踊りながら,男たちは,自らの胸の肉を引き裂くことによって,自由を得たものです。そうして,この男たちは,スピリットが一番鋭い者となりました。スピリットが一番鋭い者は,苦難の中で,太陽と バッファローのスピリットと 富と豊かさの神様の 何時も親身な関わりを,確認するんです(訳注:ヌミノース 驚きと感激の中で)。



 藤原康信先生のゼミの,初期のころだったと思います。藤原先生がゼミ室の黒板に「苦難の神義論」と書いて,解説した後,研究室に戻られたことがありました。その間の意味が分かりませんでしたが,ゼミ生にそれぞれに「苦難の神義論」を考える間と、議論する間を与えてくれたんだ,とようやく気が付きましたね。
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