私は、なぜナチスのような安倍晋三政権が続いているのかと、不思議に感じます。これだけ露骨に、国民の基本的人権の尊重という、政治家の宿題を蔑ろにする政権が続くのはなぜなのか? みなさん考えたことがありますでしょうか? 子育てや仕事が忙しくて「それどころじゃぁない」という方も、きっといるはずです。狂気の安倍政権のその「狂気」に、多くの国民が気付いていない、ということも、狂気の安倍政権が続いている大きな理由だと考えます。
しかし、それだけではないはずです。
狂気なのは、安倍晋三政権だけじゃぁない。個人も心の病の人が増えているのですが、組織が、それ以上に狂気な場合が、驚くほど多い。社会全体に「狂気」が瀰漫してんですね。
昨年2014年の7月20日の東京新聞のコラム「本音のコラム」に、法政大学の山口二郎教授が「狂気の国」と題して一文を寄せていましたね。それは「しばらく集団的自衛権の問題を追いかけてきたが、このところあらゆる分野で日本の腐敗、劣化を物語る出来事が続いている」と始めに述べて、いくつかの「腐敗、劣化を物語る」事例が紹介されています。昨日22日川内原発再稼働差し止めを却下した鹿児島地裁の判決がおりましたが、そもそも、「原子力安全規制委員会の田中俊一委員長は、(川内原発の)安全性を確認したわけではない」と言っています。それなのに、政府は川内原発の安全性が確認された、と称して再稼働に向けて「粛々と準備」しているんですね。何かヘン、狂ってませんか? 原発の安全を判断する本人が「安全を確認してない」と言ってるのに、政府や裁判所が「原発は安全」と言うのは、狂ってないですか?
安倍晋三首相は、先日のバンドン会議で「『侵略または侵略の脅威、武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を侵さない』『国際紛争は平和的手段によって解決する』。バンドンで確認されたこの原則を、日本は、先の大戦の深い反省とともに、いかなるときでも守り抜く国であろう、と誓いました。」と言っているのに、戦闘行為とみなされる機雷除去を何時でも可能にする、集団的自衛権を恒久法でやってこうとする安倍晋三政権は、言ってることと、やってることが真逆じゃぁないのかな? 相当にヘン、狂ってないですか?
まあ、こんな感じ。
そして今。放射能が、今も漏れているのに、それを止めることさえできないのに、いけしゃあしゃあと、原発再稼働を行動に移し、将来にわたって「原発は使います」と公言する、安倍晋三政権。おかしくないですか? 狂ってませんか?
聖マリアンナ医科大学は「『キリスト教的人類愛に根ざした「生命の尊厳」を基調とする医師としての使命感を自覚し、人類社会に奉仕し得る人間の育成、ならびに専門的研究の成果を人類の福祉に活かしていく医師の養成』を建学の精神」としているそうですね。その附属病院では、精神保健指定医の申請をした時に、ウソのレポートなどを出して、ゴマカシがあった、とかで、20人もの精神保健指定医がその資格を取り消されました。その崇高な建学の精神と、弱い者を強制入院させる資格の精神保健指定医を誤魔化して貰って、弱い者を強制入院させていた現実の、天国と地獄の差。なんかヘン、狂ってないですか?
子どもの、6人に1人が、人間らしい暮らしができないほど、貧困に苦しんでいると言うのに、その貧困対策に税金を使うのではなくて、国民の寄付とボランティア活動に頼ろうとしている一方で、巨額なお金を用いて、オリンピック関連の施設をバカスカと建設し、5兆円もの軍事費を使っている。オリンピックや人殺しの練習がなくても、人間らしい暮らしはできるけれども(むしろこの方が人間的)、日本の未来である子どもが、人間らしい暮らしもできないで、みじめな思いに苛まれています。非常にヘン、狂ってないですか?
私どもの社会がすでに、相当狂気だから、相当狂っているからこそ、狂気の安倍政権を戴いている、というのが、ことの次第だと私は確信してます。
ですから、私どもひとりびとりが、正気を取り戻し、正気でいつづける、ということが、日々非常に困難な問題に直面しなくてはなりませんが、とっても大事なことなのですね。
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