エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#善い良心の賜物

2022-03-24 08:04:24 | エリクソンの発達臨床心理
 
#気持ちを言葉にすることができない子

 #聖書の言葉 #単独者の恵み #頂き物  #聖書の言葉 #単独者の恵み #生きる秘訣こりずに #聖書の言葉 #1人豊か #大文字の希望 聖書の言葉:自由 能動......
 

 

「発達トラウマ障害 Enpedia」
は、内閣府情報調査室が情報操作をしているだろうGoogle検索ではなさらず、

MSN検索、あるいは、 Bing検索にて、ご参照ください。

としましたが、1日で、MSN検索、Bing検索にも、内閣府情報調査室が施したであろう、情報操作が入りました。

それだけ、「発達トラウマ障害 Enpedia」の真実が大事。

   Childhood and Society p.94のブランクから。

  

 しかし,未熟があるのは,成熟の為だけなんでしょうか? そうではないようです。未熟があるのはまさに,自分を大事にしてくれる見守りを,身に沁みて実感するためであるように思います。そこで,赤ちゃんは,心響かせてくれる大人と関わり,特別な子育ての形と出合います。また,未熟があるのは,文化それぞれの仲間になる生き方に近づく(近寄る)生まれながらの形も,身に沁みて実感するためにもあります。

 もう一度,生きている赤ちゃんとは何かを振り返って見ましょう。私どもが動物には「本能」があると申し上げる時,動物の人間よりも劣る本能は,生まれながらにか,赤ちゃんの時にか,生かされている自然とやり取りするパターンである,ということです。このような自然とやり取りするパターンは,種によって,全く異なりますが,同じ種の中では,そのパターンは決まっています。動物はほとんど学習することがありません。ここで私どもが思い出すのは,燕の物語で,ニュージーランドに、ホームシックに掛かった,イギリスから渡った人らが輸入した燕でした。そのツバメは冬が来ると,南に飛んで行って,戻って来なかった,というお話です。というのも,本能が示すのは,南に飛ぶことであって,温かい方に飛ぶことではなかったからです。家で飼っている動物やペットは,動物界の物差しのように簡単に考えがちですが,人間様に世話されて,日々の人間様の気持ちのニーズに応える様に、選別されて飼育された動物です。飼育されたペットが人間様から学んでも,自然の中や同じ種の仲間の中で生き延びるのに,役に立つ訳ではありません。この話のなかでは,動物一匹が何を学べるかを問題にはしませんね、問題にするのは,動物の種全体が親から子へ何を伝えるか,ということです。

 より高等な動物の生き方では,人間どもは「本能の分業」があるのが分かります(「本能の分業」という言葉は,「労働の分業」の類義語です)。ここで「本能の分業」とは,手当てを本能的に求める赤ちゃんと,手当てを本能的にプレゼントしたいお母さんが,互いに大切にし合うことです。たとえば,哺乳類の中には,お母さんから赤ちゃんがお尻を突いてもらうことで,はじめて,自分でウンチが出来るようになる動物もいます。

 人間の子どものころと子育ては,この本能の分業のよって,互いに大事にし合う最高の形ではないでしょうか。しかし,人間が生まれながらに持つ想いは本能ではありません。お母さんが赤ちゃんを大事にする想いはまた,元来,本能ではありません。本物の大人になるパターン,自分が発達するパターン,人とやり取りするパターンは,自然には受け継がれません。本物の大人になるパターン,自分が発達するパターン,人とやり取りするパターンが心響くものになるのは,習慣と善い良心です。

 

 

 人間らしさが受け継がれるのは,日々の習慣と善い良心によります。

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