カタクリ、春を告げる山の華。
後藤健二さんが、殺されて、2ケ月。あれだけ騒いだマスコミも、ぱったり。後藤健二さんを報道されることがなくなりましたね。何故なんでしょうか?
1人の日本人が、テロリストに殺された。最初は家族に身代金が要求されていたのに、安倍信三首相が、イスラエルでイスラム国などのテロリストと戦うと言う勇ましい演説をして、今度はイスラム国は身代金の金額を法外な金額に釣り上げた挙句に、請求先を日本政府に変更してきました。これは、テロリストたちが安倍晋三首相の、かの勇ましい演説を聴いて、その反応であったことは明らかです。
私は、マスコミに心があるのなら、同じジャーナリストとして、誠実に働き、殺された仲間の死を真摯に受け止め、なぜ後藤健二さんが殺されたのか?、日本政府の対応は果たして妥当だったのか? 検証する報道があってしかるべきだと考えます。でもそんな報道があるんでしょうか?
日本人の生命と安全を守る、と日頃から猛々しく言っている安倍晋三首相は、1人の日本人の命も救い出すことができなかった。むしろ、その命を、自らの勇ましい演説によって、いっそう危機に陥れ、「テロリストと交渉しない」などと言って、見殺しにしたのじゃないか?
報道ステーションに安倍晋三政権が露骨に圧力をかけて、政権批判をするプロデューサーや「I am not ABE」のフリップを平気で出す古賀茂明さんを切った。これも、時の政権による露骨な干渉、「表現の自由」に対する冒涜でしょう。
「秘密保護法」、テレビ局は許認可事業、ビクビクしていますでしょ? パレーシア、真実なことを率直に語ることは、民主主義の根幹にかかわることです。後藤健二さんの死の検証番組、検証報道がないこと、原発事故による放射能汚染の実態を報道する記事や番組がないこと、露骨な報道圧力に対する批判記事や批判番組がないこと、ジャーナリスト諸兄姉は、奮起してもらいたいですね。
カタクリは、積もった雪を突いて芽を出す、と言います。そんなカタクリのように、「雪をも貫く」記事を、番組を期待しています。
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