エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

「大人」の本気

2014-08-17 12:01:04 | エリクソンの発達臨床心理

 


2013-08-17 02:29:02 | エリクソンの発達臨床心理

 

 精神分析、いや、心理療法の役割がハッキリ示されました。無意識の記憶にべっとりくっ付いている「憎悪」と「激しい怒り」を、「共に見る」中で、光に変えていくのです。しかし、それは、私どもがそうするのではありません。私どもは「共に見る」だけで、光に変えるのは、その「憎悪」や「激しい怒り」を抱えているクライアント本人です


 大人の務め。それは子どもひとりびとりを価値あるものと認める≪日常生活の礼拝≫(ritualization)を、子どもと共にすることです。換言すれば、それは子どもの遊び相手になることです。しかし、それは遊び半分でできることでは決してありません。大人の本気が問われているんですね。

 親愛なる友人である、准教授のお母さん、待っていますね。

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