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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: 人の気持ちが分かることって、プレゼントを差し上げること

2016-10-09 07:10:39 | 間奏曲

 

 

 
幼稚なまんまの私
   真黒黒の時代の空気、としての「バッシング」  バッシング。何時頃から国語辞典に乗るようになったんでしょうね? 20年前の国語辞書には載っていません......
 

 今朝も、ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction を味わいます。p.135から。

 

 

 

 

 

 

 コンパッション、人の気持ちが分かることは、神様の良さが伝わることで人様のお役に立つことになる、2番目の言葉です。人の気持ちが分かるって、「共に苦しむ」って意味です。ラテン語で、コン(con)は「共に」、パッション(passion)は、「苦しみ」という意味です。旧約聖書で、神様が人の気持ちが分かることと、私どもが人の気持ちが分かることに当たる言葉、ヘブライ語のラハミーンという様々な意味のある言葉でして、文字通りに申し上げれば、「腸」、「子宮」、「はらわた」という意味です。人の気持ちが分かることに相当するギリシア語は、新約聖書では、スプランクニツォマイでして、「はらわた(胃腸)が突き動かされる」という意味です。人の気持ちが分かるって、腹の底からのことです。

 

 

 

 

 

 人の気持ちが分かること。心理的、ないしは、理知的なことかと勘違いする人もいますね。でも、さすがはナウェンさん。本田哲郎神父様と同じで、感性が鋭いですね。ドン、鈍感じゃない。

 人の気持ちが分かることは、身体的、行動的なことですピスティス、信頼する、ということが、ほんとうは「信頼して行動を起こすこと」であったように、人の気持ちが分かることは、「人の気持ちが分かるから、ホッタラカシにはできない、食べ物や手当をプレゼントすること」です。

 

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