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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

非上場という選択

2005年08月31日 | 【エッセイ・コラム】
IT企業やベンチャー企業は、会社の目標に上場を掲げる場合が多い。
以前商工会議所の講演で、ある焼肉店が焼肉屋で初の上場を目指すと言われていた。その焼肉店は上場を果たした。

上場の目的は、株を公開して投資家から資金を調達できるし、信用があがって知名度も増す。反面、経営を外部にさらし、多様な考えをもった株主と対峙しなければならず、利益優先に陥り経営理念を損なうこともある。

少し前に読んだ日経のコラムにアパレル大手のワールドが株式非公開企業になるとの話題があった。
また株式公開企業は勝ち組、非公開は負け組という単純な図式ではないとあった。
ちなみに非公開企業の中には日本ではサントリーや竹中工務店。外国ではリーバイスストラウス。ハーレーダビッドソン(現在は公開)などの有名、優良企業が少なくないそうだ。

あのホリエモンの会社は株主のためにあるとの発言は公開企業にとっては当然のことではあるが、非公開企業は、むしろ社員のため、さらに地域社会のためとの理念を持つ会社もある。また、非公開によって顧客満足をはかれることもある。

直接的に顧客とかかわる企業の非公開は、むしろ利益優先の投資家から守る手段として適切な判断に思える。特に美を追求する企業はこの点は大きいと思う。

今やベンチャー花盛り、若い起業家の活躍はめざましい。彼らは、上場による株式公開で資金を得て成功を勝ち取ろうとする。その成功の証がセレブな嗜好となっているように思える。
一方で、最近のカフェやインテリアショップなどの小さなお店を開業する若者も増えている。
豊かさの違いはあれど、美という点では後者の方がより豊かで個性的で知的だと僕は感じる。

鯛もち人形【アートな街角】

2005年08月29日 | 【美術鑑賞・イベント】
僕は仕事でよく岐阜に足を運ぶ。
今日も岐阜城に近い掛軸の業者のところに行きついでに長良川河畔の城下町に行った。
旧い町並が情緒があり、近くには船着場もある。この付近は7月末と8月初めの土曜日に大きな花火がある。
長良川の鵜飼もこの付近で行われる。長良川に沿って運河があり、この地域は材木町と呼ばれている。
町並みの一角に蔵があり、ここを改造して喫茶店がある。この店は人形店の卸問屋が経営している。

ここから程近いところに、人形店の倉庫がある。その倉庫の屋根の前に大きな人形が鎮座している。写真の人形がそれで、名前を鯛もち人形というそうだ。
大きな鯛を抱えた童子の姿がとても愛らしく、微笑ましい。
まさにこの人形店の繁栄を見守っているようだ。

こういった人形は御所人形といい、江戸時代から京都御所を訪れ大名のためのみやげ物だったようだ。したがっておめでたいものが多い。

僕がこの人形に惹かれるのは、その飾られている場所による。
大きな屋根の下に鎮座しているところが美しい。この人形を選び、この位置に飾った主人の美意識に敬服する。気をつけないと目にしない位置にありながら、発見した時の驚きと感動を同時に味わうことができる実に美しく、楽しい光景だ。

イイ男ランキング

2005年08月27日 | 【エッセイ・コラム】
東京(通常盤)
福山雅治, 井上鑑
ユニバーサルJ

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オリコンによるイイ男ランキングが発表された。
9項目のイメージで投票。総合ランキング1位には福山雅治が輝いた。
「ライフスタイルがかっこいいアーティスト」「自然体なとろが魅力的なアーティスト」で1位に。「セクシーさが魅力」「大人の落ち着いた魅力」でも2位にはいるなど彼の飾らない魅力と声が支持されたようだ。

僕も彼は魅力的なアーティストだと思う。彼のシンプルな詩と音楽性が好きでよくカラオケで歌う。また、泉谷しげるやSIONなど個性的なアーティストとの交流も魅力で、そういった世代の違う男からも信頼を得てるところも好感がもてる。

ランキング2位はGackt。知的でセクシーなところが支持されている。
3位には平井堅が落ち着いた大人でありながら、知的かつワイルドな魅力が支持されている。彼のような個性的な魅力がイイ男とされるのは、世の男達にも救われる。4位にB'zの稲葉に5位にミスチルの桜井がランクインして、アーティストに代表される、ライフスタイルが魅力的な男が支持されている。
そう言えば韓流の男優ってそれぞれ違う個性を持った魅力があるな~。

今は僕の世代40代の男性誌が話題になっている。その内容はファッションはもちろん、ライフスタイルにまで及ぶ。
僕の男としての憧れは常に一世代上のイイ男に向けれれてきた。
そして、自分がその対象の世代になり、イイ男に見られているかは疑問だが
そういったイイ男の一人になろうと自分を磨くことも、また人生を美しく楽しく生きることにつながっているように思う。


押尾コータロー【アートな音楽】

2005年08月25日 | 【音楽・ライブ】
Be HAPPY
押尾コータロー
東芝EMI

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CMでクラシックギター奏者の村冶香織が出てた。
彼女の情熱的な演奏は前から好きだった。
彼女のようなジャンルの女性がCMに使われるのは、ちょっと前なら考えられなかった。
名前は忘れたけどクラシックの若手バイオリニストもCM出演していたけど、最近のクラシックブームの影響もあるのかなと思う。
ともわれ、若き才能が日の目を見るのはうれしいことだ。

さて、最近ピアノやアコースティックギターのコンピCDが良く売れてるみたいだけど、アコースティックな音色は透明感と清涼感があって気持ち良いものだ。

僕のお気に入りのアーティストの押尾コータロー君も、本格的に全国ツアーをするらしい。独特の叩くギター奏法は、ひとりのアーティストがかもし出しているとは思えないほどだ。彼のボレロなどは、モントレーで絶賛を浴びたほどで実にドラマチックで美しい。聞いたことがない方はぜひおすすめする

彼のようなアーティストが陽の目を見る時代は、ある種成熟した時代かもしれない。はたまた、インターネット時代の情報量の多さによる効果かもしれない。
僕の若い頃は、音楽に偏りがありオールラウンドに音楽を楽しむことがなかったけど、記憶の隅に残っていたすばらしき音楽の残像が、今の僕の音楽の嗜好を広げているのかもしれない。それを呼び起こしてくれたのも今の時代だからと思う。

マレットに首ったけ

2005年08月24日 | 【音楽・ライブ】
ネクスト・ジェネレーション
ゲイリー・バートン, ジュリアン・レイジ, ワディム・ネセロフスキー, ルーク・カーティス, ジェイムス・ウィリアムス
ビクターエンタテインメント

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●今回のメンバーによるアルバム

昨晩はブルーノート名古屋にゲイリー・バートンのステージを観に行く。

僕はブルーノート名古屋のメンバーズクラブ会員に登録していているので定期的に特典があり、ここ数ヶ月足を運ぶことが多い。
昨日のステージもメンバー優待対象のステージでチャージ料金の半額で観る事ができた。しかもポイントカードも利用できるので会計時に1千円の割引券も手にいれることができた。年会費2625円なので音楽好きな諸兄は登録すると良いです。

さてステージは、人気のアーティストであり、会場も盛況。ゲイリー・バートンのマレット(鉄琴を叩く棒)マジックに魅了されていた。
ゲイリーは現在62才。平均年齢21才の若手ミュージシャンを従えてのライブだ。ヴィブラフォン(鉄琴オの一種)奏者として超有名な彼が、孫に近い世代を率いての演奏でさえ驚きなのに、実に彼らとうまく溶け合っている。

エネルギッシュな才能ある若手(とりわけ17才のギタリスト、ジュリアン・レイジの演奏が最高)と円熟味を増すゲイリーのマレットさばきは、クラシックバレーとラテンダンスの融合のようにパワフルかつエレガントなステージはライブでしか味わえない至福の時間を与えてくれる。

ボストンの名門校、バークレー音楽大学の教職を引退して、演奏活動に専念する彼は若い世代との競演で瑞々しさを増している。4本マレットを自在に操りながら美しいヴィブラの音色をかもし出す彼の演奏を聞きながら、今回のアルバムタイトルネクスト・ジェネレーションの風を感じていた。

食事のマナー

2005年08月22日 | 【エッセイ・コラム】
食べ方のマナーとコツ 暮らしの絵本

学習研究社

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今日は休みだったが、昼中店で仕事をこなす。夕方気分転換に本屋さんに行く。
僕がよく行く本屋で立ち読み、ならぬ座り読みすることもある。この本屋の本店には椅子がいくつか用意してあり、くつろいで本を読むことができる。
ただし、メモを取るなどの行為は禁止であくまでも、読むといううことがルールだ。

この支店が近くにあるのだが、残念ながら椅子はない。でも、種類も多く細かく分類されていて、気に入った本が見つけやすい。今日目に留まったのは「食ベ方のマナーとコツ 暮らしの絵本」イラストがとてもいい感じだ。言葉や写真よりも堅苦しくなく食事のマナーやきれいに食べるコツをイラストで解説している。食事の種類も和洋中の基本料理からハンバーガーなどのジャンクフードにまで及ぶ。

僕は基本のマナーは必要だと思っている。特にみんなと食事をするときなどは相手に不快感を与える食べ方はマナー違反だ。

食事のマナーとは、食事の所作につながるんじゃないかと思う。つまり、人が見てきれいだと思う食べ方は、やはりマナーにかなっているものだ。
食べっぷりがいいことを勘違いして、汚らしい食べ方をしている人を見かけるが回りに不快感を与えかねない。男と女の関係だって食べ方が我慢できなかったらうまく行かないだろう。

僕は、みんなと食事をするときはゆっくり食べるようにしている。会話をし、食事を楽しむ。そうしたゆとりの時間が必要だ。
若いとき早食いで、お客様とあわせて食事ができず、父にしかられたことがあった。それ以来、日常から気をつけてゆっくり箸をすすめるようにしている。

食事のマナーはいろいろあるので、すべてを覚えることは無理かもしれない。
また忘れることだってある。だから、最低限やってはいけないことを覚えていけばうまくいくものだ。あとは、僕が気をつけるのは食べる姿勢。背筋を伸ばして食べれば、きれいな振るまいに見えてくる。
けっして口を食べ物に近づける犬食いだけはさけたい。そして、おいしい笑顔が大切だと思う。美しい食べ方に挑戦してみませんか。

奥様は魔女【アートなシネマ】

2005年08月22日 | 【映画・ドラマ・演劇】
アザーズ

ポニーキャニオン

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 ●二コール・キッドマン主演作で僕のお気に入り(ホラーです)

久々に夜、映画館に出かける。遅ればせながら「宇宙戦争」を観る。
トム・クルーズのの演技に少し満足し、スピルバーグの映像テクニックには感服した。どちらかと言うと家族愛がテーマの映画かな?トムの役が、現実のトムと重なって見えて、なぜか、別れた女房のニコール・キッドマンの奥様は魔女を思い出した。

僕が少年の頃、夢中になってみていた外国のテレビドラマ「奥様は魔女」が二コール主演で映画で復活。頻繁に松田聖子の歌をバックにCMとして流れている。

僕がこのドラマが好きだったのは、最初に流れるアニメでほうきに乗ったサマンサがとてもキュートだったことだ。
今回の映画でもそのシーンは出てくるようだ。しかし二コール・キッドマンは、マルチに役柄をこなせる女優だなと感心する。2002年にめぐりあう時間たちでアカデミーを主演賞を獲得したけど、僕は2001年「アザーズ」の演技がとても好きで、このときに獲れなかったのが不思議なくらいだった。

このアザーズはホラー映画でありながらとてもアート的な映像で作品としても秀作だった。見てない人はぜひおすすめです。見えない恐怖を美しい映像で楽しんでください。

さて、最近の二コールは強い女を演じることが多かったけど、久々にキュートな演技が「奥様は魔女」で期待できそうです。そうそう、二コールで思い出したのが、黒木瞳。彼女の肌に感じる艶っぽさが似てるんだよね。なぜか僕はそう感じます。

くすり博物館

2005年08月19日 | 【美術鑑賞・イベント】
●くすり博物館にある薬草庭園

午前中に植物画でお世話になっている先生に額縁を届けにエーザイの内藤記念くすり博物館に出かける。

この博物館はエーザイ製薬の工場に隣接しためずらしいくすりの博物館だ。
くすりの歴史はもとより、薬草植物の研究機関でもある。

このくすり博物館の主任学芸員の逸見先生が、植物画を描かれる。
先生とのお付き合いはかれこれ10年以上になる。
先生は博物館で植物画教室を開いてみえて、たくさんの生徒さんが先生のもと植物画を学ばれている。

生徒さんのひとりは、鳥取でご主人とスローライフを楽しみながら、趣味の植物画をご近所の友人に教えておられる。
ありがたいことに、近くに額縁屋がないこともありわざわざご注文を頂いている。

植物画はボタニカルアートと呼ばれ、イギリスで生まれた細密画だ。
植物図鑑などに見られる絵画がこの分野になる。

植物学者である先生の作品はペンに彩色を施し、植物の学名を入れ、作者のサインを記す植物図鑑のスタイルだ。当然実際の植物を忠実に描かなければならない。

繊細の美しい線とやさしい色彩が魅力であろう。この神経を使う作業に、興味をもち描く方は多い。人はひとつにものに取り組む姿は美しいものだ。
まさに職人の境地を味わえる瞬間でもある。


ブラック・イズ・ビューティフル【アートなシネマ】

2005年08月18日 | 【映画・ドラマ・演劇】
クリップス

エスピーオー

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シネマ好きの僕だが、最近忙しくて映画館に行ってない。今観たい映画は宇宙戦争に踊る室井だけど。宇宙戦争も終わっちゃいそうだし、うーーー、つらい。
忙しい時こそ楽しむ。僕のポリシーが崩れていく。

というわけで、仕方なくDVDを数本借りて我慢している。今回は「海猿」を観た。これなかなかいい作品だった。とりわけ、かっこいい伊藤英明とドラマ電車男で話題のチビノリダーこと伊藤淳史のW伊藤の演技がよかった。

もうひとつは「クリップス」。Rayでアカデミー主演男優賞を受賞した。今旬の若手黒人俳優、ジェイミー・フォックスが主演している。
ギャングの元リーダーの死刑囚が、女性ジャーナルリストとの出会いを機に非暴力に目覚め、牢獄の中で児童書を書くことになる。

その児童書が全世界で話題となり、ノーベル平和賞、文学賞にノミネートされるまでになる。社会からも、服役中の刑務所の中でも恐れられたギャングが、更生し評価される過程を描いた、ノンフィクション作品だ。

全編回顧録的シチュエーションで暴力シーンも多く描かれているが、鉄格子から子供達に愛と非暴力を訴え、誓いの握手をするシーンや彼を支援する女性ジャーナリストが刑務所で花びらを渡し、その花びらの香りをかぎ、口にするシーンは感動を誘う。

ジェイミー・フォックスは、決して顔立ちは整ってないけど、その肌の色と漂う雰囲気がセクシーだ。まさに代名詞となったブラック・イズ・ビューティフルを地で行く俳優だ。

納屋橋環境劇場

2005年08月17日 | 【町歩き・旅】
火曜日の夕方、万博に向かったがお盆休みで大変な混雑のために断念。
夜ごはんを食べに納屋橋環境劇場に出かけることにした。

納屋橋環境劇場とは、愛知万博のパートナーシップ事業として万博期間限定で名古屋の有名店舗デザイナー神谷氏(神谷デザイン事務所)の企画による開店した屋台村だ。
このフードスポット5つの屋台からなるオープンデッキは、川辺の緩やかな風を感じながら飲食ができる。フランクでしゃれた空間だ。

この屋台は名古屋の繁華街を流れる堀川沿いにある。
かつては悪臭漂うどぶ川が、河川浄化によりずいぶんときれいになった。今では悪臭もなくなり、川辺に数多くのレストランもできてきた。
まだまだ泳ぐまでにはいかないが、支流では魚もすめるようになってきている。

川を眺めながらの食事はなかなかおつな物だ。納屋橋は古くからのお店も数多くある。川沿いには鳥料理の料亭があり、そのお隣は老舗の額縁屋が。ここの主人が川にセルロイドの白鳥を浮かべている。僕が小学校の時からいる、この白鳥は川の汚れとともに薄汚れ何回も取り替えているそうだ。

屋台のデッキから昔と変わらぬ白鳥が見えた。ある番組でご主人が、このセルロイドの白鳥も入手が難しくなってきたと話してみえたが、白鳥が長く川のほとりで佇んでくれるのを祈るばかりだ。

街の隠れた風物詩「セルロイドの白鳥」。静かな夜の川にビルの明かりが反射して、白鳥が白く輝いていた。

万博の時代・パリ・モダン展・松坂屋美術館

2005年08月15日 | 【美術鑑賞・イベント】

今日は、休みを利用して名古屋まで出かけた。お盆期間でもあり月曜の渋滞はまったくなく、スムーズに行くことが出来た。 先ずは松坂屋南館にある松坂屋美術館に出かけた。松坂屋は会社創立95周年で、記念の展覧会が開催されていた。「万博の時代・パリ・モダン展」と題されたこの企画は、パリ万博にさかのぼる歴史を紐解きながら、その時代のエコールドパリの画家達の作品とアールデコ装飾品を展示している。

とりわけ僕のエコールドパリの画家、モディリアーニの青い目の女が目を引く。
モディリアーニのこの時代の女性像は、多分にアールデコ的な雰囲気を感じさせる。シックな色使いだ。
また、キスリングやローランサン、マチスなどの作品も色数を抑えることによりシックな雰囲気をかもし出している。

エッフェル塔建設の1989年から1937年の4回の万博の時代に生まれたアールヌーボからアールデコ、モダニズムへと流れるパリの伝統と革新がわかる展観となっている。お近くの人はぜひ観覧されることをおすすめします。(万博の時代・パリモダン展をクリックすると割引優待券があります)

フランスが芸術の特徴は、この伝統と革新が融合していることだ。
芸術の宝庫ルーブル美術館のガラス張りのピラミッドがその革新の象徴と言って良い。


真夏のライトアップ

2005年08月14日 | 【美術鑑賞・イベント】
去年行って印象的だった岐阜公園のライトアップに出かけた。
ライトアップと言えば冬の風物詩だが、岐阜のライトアップは夏と冬にある。
夏はここ金華山のふもとにある岐阜公園のライトアップだ。

写真のイルミネーションは駐車場横の広場のシンボル的ライトアップだ。
クレーンで吊り下げられた電飾が美しい。

公園内は、市民参加のイルミネーションで、企業や子ども会や町内会などのコミュニティーにより製作された色鮮やかで多彩なイルミネーションが並んでいるのが特徴だ。

岐阜公園から少し離れたところに長良公園がありここも、地域のボランティアの手による冬のライトアップが行われる。

二つのイルミネーションは、決して派手なものではないし、神戸や東京のような多額な資金を使ってのイルミネーションとは程遠い演出ではある。
しかしながら、市民の手による手作りの美しさが、何より来る人の心に優しい輝きを与えてくれる。

街の彩はこういうところから生まれ、ふと感じる美の瞬間は身近なところに存在することを証明している。

SAKE/SOBA/TOFU

2005年08月12日 | 【グルメ・名古屋めし】
【限定酒】勝利の美酒 ●スパーリング日本酒●最高の手造り純米大吟醸FN 奥の松  720ml【限定酒】勝利の美酒 ●スパーリング日本酒●最高の手造り純米大吟醸FN 奥の松  720mlおすすめ度 :コメント:フォーミュラージャパンで勝利者だけに与えられる発泡日本酒

今ニューヨークは和食ブームーから一歩すすんで、酒・そば・豆腐ブームだそうだ。
ヘルシー思考のニューヨーカーにとって、日本の食文化の代表が人気を博すのも至極当然のことだと思う。
一時のワインブームから酒ブームに転じたのも、その口当たりの良さが受けているそうだ。
今や焼酎におされている日本事情を知れば、ニューヨーカーもホワッツってとこだろう。

蕎麦は日本ではお昼時に食すのが通例だが、向こうでは食事の締めに蕎麦を食べるそうだ。これまた、締めにラーメンの日本人よりもずっと粋な食し方に思える。まあ遅くまでやってる蕎麦屋がないのも原因だとは思うが、うどん屋はあるのに不思議だ。
東京でも名古屋のゼットンが蕎麦バーを出して人気だが、ニューヨークでこのスタイルの店を出したら絶対ブレイクすると思うのだが。

豆腐はベジタリアンがたんぱく質を摂取するのに最適で、牛乳アレルギーの人などには豆乳が飲まれているそうだ。ここらあたりも非常にニューヨーカーの心をそそる代物のようだ。

ちなみに次にブームなのがお茶だそうだ。伊藤園のお茶のペットボトルも売れているそうだ。

かつては箪笥の敷物だった浮世絵版画を、日本に広く知らしめたのも欧米人だったことは、つとに有名な話だが、日本人の食文化まで欧米人から教わるような時代にはしたくないものだ。子供達に食というものを伝えるのも大人の責任といえる。


リノベーション

2005年08月11日 | 【エッセイ・コラム】
団地再生計画/みかんぐみのリノベーションカタログ

INAX出版

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先日、東海地区でネットショップを運営する人々の集まりがあり参加した。
ネットショップを運営する人々は一様にポジティブだ。

懇親会の席で積極的に名刺交換をして情報交換をしている。
僕より一世代若いクリエイティブな人々も多く、仕事柄学ぶことが多い。

中にインテリアショップを実店舗とネットで販売する人とインテリアと建築のリノベーションを営んでいる人にあった。
住宅とインテリアはアートとかかわることが多い。僕の店は額縁店でもあるのでこういった職種の人と仕事をする場合もある。

しかしながらバブル崩壊後は、インテリアコーデュネーターも淘汰され仕事も少なくなってきた。そういう状況でこういった若い世代と交流が持てることは貴重だ。

リノベーション(再生)という言葉が聞かれるようになったのもここ数年のことだ。
スクラップ&ビルトの時代から、リサイクル&リノベーションの時代に入ったといってよい。
すべてがリノベートできるわけではないが、建築にしてもインテリアにしても良いものはリサイクルが可能であり、さらに一歩進んだ考えで言えば修理することによって使いやすく、美しくしていくことがリノーベーションだ。

美術商があつまる交換会はアートのリサイクルといってよい。
僕はアートは究極のリサイクルと思っている。こうした手放されたアートは次の愛好家によって蘇る。そのときになるべく新しい形で、お客様にお渡ししたいと思っている。
骨董品としてそのものを渡すのではなく、残す部分は残し、直す部分は直していくことにアートのリノベーションをこころがけている。

例えば古くなった額縁や表装を新しいものに変えるだけで、古い絵画も生き返る。
今は額装や軸装により違う顔が出てくるものだ。
名バイプレイヤーは主役をさらに輝かせるものだ。そんな仕事を続けていきたいと思っている。


看板犬・店長茶々丸のこと。

2005年08月11日 | 【オヤジの仕事】
 ●推定年齢は6歳だが、腫瘍の手術で10歳ぐらいとの説も。
  でも性格はいたって子供だ。

今日は内の店長、茶々丸のことを書こうと思う。
彼との出会いは4年前の2001年3月にさかのぼる。

後輩が経営するコンビに遊びに行った時、彼と出会った。3月してはまだ寒い夜だった。
コンビニのフェンスにビニールひもにつながれた、ゴールデンレトリバーが震えながら僕を見つめていた。
店員に聞くと誰かが置き去りにしていったとのこと。哀しげな目に惹かれ僕は、飼い主が見つかるまで預かることにした。結局飼い主が現れず当店の店長になった。

とにかくこいつは、生きる術を知ってか、はたまた単なるお人好しの性格か、まったく怒ることがなく誰にも人なつこい。その性格が功を奏してお客様から近所の子供達や登校中の女子高生まで人気がある。

おかげで取材を受けることもあり、「ポチたま」や女性誌でも取り上げられた。
彼の店長としての役割は、ひたすらお客様をお待ちすること。それまでは自由行動。とはいっても店の中でほとんど寝たりして、リラックス。
ひとたびお客様が見えれば突如として顔を出しスマイル!スマイル!おかげで額装などの作業をしている間のお客様がお待ちいただいている間の相手をしてくれている。

4年間の間に、かなり重いフィラリアがあったり、皮膚病から腫瘍の手術といろいろ経験をしたが、今は落ち着いた生活を送っている。

僕がこうしてブログを書いたり、インターネットショップを開業できたのも愛すべき相棒との出会いがあったればこそ。

今後もいっしょに店を盛り立てていこうと思っている。

店長茶々丸の詳しい情報はこちらから