夜ごはんを食べに納屋橋環境劇場に出かけることにした。
納屋橋環境劇場とは、愛知万博のパートナーシップ事業として万博期間限定で名古屋の有名店舗デザイナー神谷氏(神谷デザイン事務所)の企画による開店した屋台村だ。
このフードスポット5つの屋台からなるオープンデッキは、川辺の緩やかな風を感じながら飲食ができる。フランクでしゃれた空間だ。
この屋台は名古屋の繁華街を流れる堀川沿いにある。
かつては悪臭漂うどぶ川が、河川浄化によりずいぶんときれいになった。今では悪臭もなくなり、川辺に数多くのレストランもできてきた。
まだまだ泳ぐまでにはいかないが、支流では魚もすめるようになってきている。
川を眺めながらの食事はなかなかおつな物だ。納屋橋は古くからのお店も数多くある。川沿いには鳥料理の料亭があり、そのお隣は老舗の額縁屋が。ここの主人が川にセルロイドの白鳥を浮かべている。僕が小学校の時からいる、この白鳥は川の汚れとともに薄汚れ何回も取り替えているそうだ。
屋台のデッキから昔と変わらぬ白鳥が見えた。ある番組でご主人が、このセルロイドの白鳥も入手が難しくなってきたと話してみえたが、白鳥が長く川のほとりで佇んでくれるのを祈るばかりだ。
街の隠れた風物詩「セルロイドの白鳥」。静かな夜の川にビルの明かりが反射して、白鳥が白く輝いていた。
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