北新聞「江原道精神」強調…「第2の苦難の行軍」予告
北신문 '강원도 정신' 강조…'제2의 고난의 행군' 예고
先週、聯合ニュースでこの記事の見出しを見るだけで
少し鳥肌が立ちました。
北朝鮮では困難がある度に、「なんとか精神」とスローガンを作って
住民たちに忍耐を強要し、
指導部はただ腕を組んだまま、
いや、むしろ自分たちはその裏でこそこそ私腹を肥やすことを繰り返しましたので、
なんとか精神って聞くだけで記事を見なくても見え見え、
想像するだけでゾッとしてきました。
「江原道(ガンウォンド)精神」は、去年12月、
金正恩が「自力更生の創造物」と宣伝している元山(ウォンサン)郡民発電所を訪問し、
幹部らと労働者を激励しながら「江原道精神」の創造者だと褒めたことがあるらしいですが、
それから「江原道精神」をスローガンとして強調していく模様です。
当同等機関紙である労働新聞は、1月13日「朝鮮は再び疾風のように突っ走る」というタイトルの正論で「苦難の時期、慈江道(ジャガンド)の人民が万難を克服し、江界(ガンケ、慈江道の道庁のある地域、苦難の行軍で一番模範的だったと金正日に絶賛される)精神を創造したとすれば、江原(ガンウォン)の人民は江原道精神を創造した」「全てが不足しており困難な状況の中でも強靭に奮い立つ恐ろしい精神力の噴出だった」と主張した。
また「諸君が実に時代と革命が求めている自力自強の先駆者になるためには、江原道精神の創造者のように死も辞さなければならない」と励ました。
同新聞は「我々式の社会主義の勝利的な全身を遮るために、「単独制裁」だの、「最大の圧迫」だの、言い張っている」「これから乗り越えていくべき険しい峻嶺は重畳としている」と現況を診断した。
【聯合ニュース】より。2017年1月13日付
一方で、最近このブログで証言をよく紹介している、
テ・ヨンホ元駐英公使によれば、
北朝鮮当局はイギリスの保険市場で
起こっていない事故の文献を捏造する手口で、
保険金を騙し取ってきたそうです。
これは、まさにテさんの暴露ですが、
新聞に報道された彼の証言は次のようです。
「北朝鮮は1980年代はじめから最近まで、ロンドンの国際保険市場で数千万ドルを毎年、稼いできた。北朝鮮には国営の保険会社がひとつだけで、事故をねつ造しても、外部からの検証が不可能な唯一の国だ。橋梁や工場などのインフラを国際保険・再保険に加入させた後、事故を装う文献をねつ造した」
【ソウル新聞】より。2017年1月16日付
今は、そのイギリスの保険会社が追放されたそうですが、
それより、国際社会を相手に悪質な犯罪手法で大金を吸ってきて
人民に対しては、「強い精神で辛抱を」と言うのが理解できません。
そのお金がどこに流れていくのかは、
私が答えなくても、皆さんもすでに分かると思います。
このような非常で悪質でやっかい極まりない政権をどうすればいいか。
まずは、あの若くて狡猾な独裁者を王座から下ろすこと、
そして、その王座をなくすこと、
すなわち、政権交代に続く体制変革しかないと思います。
今日も若干興奮気味で記事を終えますが…
次の記事もよろしくお願いします。
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