韓国に亡命して、最近公式活動を始めた
テ・ヨンホ元駐英外交官の報道が紙面の多くを占めています。
おそらく、北朝鮮の特権層が感じた北朝鮮、
そして脱北を決意したきっかけなどは
現在の北朝鮮を理解するにも良い材料になりますが、
これから我々がどうしたら、北朝鮮住民の脱北を誘導し、
ひいてはどうしたら統一に近づけるかについてヒントをくれるから、
みんながテ氏の話に耳を傾けるのでしょう。
今日の新聞の中には、
彼の二人の息子への思いが伝わる記事がありまして紹介します。
人間ってどこでどんな形で生きていても
親の子供を思う心は一緒なんだなーと思いました。
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[単独インタビュー]
「長男は経済学部、次男は数学科への進学を希望」
テ元北朝鮮公使の家族のストーリー
[단독 인터뷰] “장남 경제학부, 차남은 수학과 진학 원해”
世界日報 2017年1月23日付
テ・ヨンホ元駐英北朝鮮大使館公使は、19日行われたインタビューで、息子の話をする度に笑顔満開だった。
テ元公使は「長男は経済学部に、次男は数学科に進学を希望している」「3月から公開される大学特例入学選考を調べるつもり」と述べた。そして「次男がイギリスにいる時、プロのサッカー選手になりたいと運動に励んでいたが、イギリスの子たちと体力に差が大きいと気づいてから勉強を始めた。そうすると学校で数学トップになった」と誇らしく話した。
テ元公使は韓国への亡命を選択したことについて「父として子供の奴隷の足かせを外してやったというのが、人生で得た一番大きなものだ」と語った。ただ「このような私の人生が、結局同僚や親戚の犠牲と引き換えたものだと思うと胸が痛む」とし、人間としての苦悩も打ち明けた。
テ元公使は国会懇談会、マスコミインタビューなど忙しい日々を送っている。彼は「韓流コンテンツが好きで韓国に来たら思う存分観ようとしていたが、まだ忙しくて夕方にニュース番組を見る時間もない」としながらも「後で時間をつくって観るつもり」と述べた。また「暖かくなったら家族と済州島に行ってみたい」とも話した。
テ元公使は、自分のプロフィールが詳細なところまで公開されることを気にする模様だった。自分と関わっていた人の名前が出たらその人が被害を受けうるからだ。彼は「マスコミに私の出生地や出身学校などが間違って報道されてもわざとコメントを(訂正を)していない」「誰と一緒に勉強をしたなどなどその後の話して続いて派生するだろう」と話す。彼は、具体的な言及は控えながらも「幼馴染と言えるような人も韓国に結構いる」と述べた。