韓国ではお正月を1月1日より
旧正月を3連休にして帰省をしたりするんですが、
そろそろ来週ですね。
日本の「アジアプレス」が北朝鮮住民の新年の願いを聞いたそうです。
特に北朝鮮当局に対して望むことがあるかという質問には
食糧とか、電気とか、色々あるだろうと思いましたが、
結論は「何もするな」ということでした。
当局に対しては、何か大きな助けなぞ期待しないから
変な課題とか労働動員などの統制だけでもやめて
ただ、放っといてほしい。。。
そうしてくれれば、食っていく問題は
何をしてでも自力でやっていけるとのことでした。
当局に対する認識は「無能」を越えて「じゃま」になっているみたいです。
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북 주민의 새해 소망은 ‘통제없는 세상’
2017-01-07(RFA「自由アジア放送」)
2017年を迎える北朝鮮住民の願いは何でしょうか。それは、統制の無い社会でした。商売などで自力で生きていけるようにせめて統制と取り締まりだけでもなくしてほしいというのが彼らの切な願いでした。
「お願いだから統制だけはしないでほしい」
「最近はみんな商売で食べていけるから商売だけでも自由にできるようにしてほしい」
「チャンマダンのおばちゃんたちが経済を支えているのだ。彼らが一体何をやっているか」
日本のメディア「アジアプレス」が新年を迎えて北朝鮮住民から直接聞いた新年の願いです。
2017年新しい年を迎えて北朝鮮当局への望みは何か、個人的に願っているのは何かという質問に、北朝鮮はみな口を揃えて「お願いだから統制だけはしないでほしい」と答えました。
特に去年は、70日戦闘と党大会、200戦闘はもちろん、水害復旧と各種建設作業などに動員され、その中で北朝鮮住民に対する統制と取り締まりが強化されたせいで経済活動と社会生活が大変というのが大きな不満でした。だから北朝鮮当局からの支援は望んでもいないから自力で商売をやって食べていけるように統制と取り締まりだけでもやめてほしいということです。
「アジアプレス」大阪事務所の石丸次郎代表の説明です。
[Ishimaru Jiro] 新年早々2日連続で北朝鮮住民と電話で話しましたが、新年の願いと当局に望むことは何かと聞いたら皆が「統制だけでもやめてほしい」と答えました。様々な統制と動員のせいで去年は本当に疲れる年だったが、商売をやって生計を立てている一般住民にとっては大きな支障をきたしたということです。統制だけやめてくれれば我々はそれなりに食べていけると北朝鮮現地の住民は話しています。
実際に北朝鮮住民たちは去年、取り締まりや統制、各種動員、政治学習などを強いられ、特にやることもない職場に出勤を強要されるせいでチャンマダンに出られず、収入が減少するなど経済生活に大きな困難が生じました。また、取り締まりで摘発された住民が労働鍛錬隊に送られ、去年の労働鍛錬隊の収監者が急増したそうです。
[Ishimaru Jiro] 去年の統制は、住民に忠誠と服従を求め、引き続き組織生活をしてもらうという狙いがありました。北朝鮮が「社会主義」という体制を捨てることはできないため、これを維持するために統制をせざるを得ない、それが北朝鮮です。
しかし、北朝鮮住民の間では、「自由さえあればうまくやっていける」「自由がないから生活が辛い」というのが一般的な認識です。
また、金正恩労働党委員長が今年の新年の辞で「自力」と「自強」を強調しましたが、住民たちは「商人たちがこの国を支えていると見たほうがいい。チャンマダンがなければ北朝鮮は倒れる」「金正恩政権がやっていることは何もない」と非難しています。