小出13時11分発、只見行きに乗って只見線の旅が始まります。
ドアが閉まり、ディーゼルエンジンを唸らせながら、列車はゆっくりと動き出します。
加速が重々しくゆっくりだけど、そのゆるさがたまりません。
小出駅を出た列車は、すぐに上越線と別れを告げ、魚野川を渡り只見へと舵を切ります。
ほどなく「薮神」駅に到着。
地元の学生が数人降りて行きました。
只見線は、単線の線路をカタコト、カタコトと
時速45㎞くらいで、のんびりのんびり走ります。
ゆっくりと加速し、のんびり走って、小さな駅に止まり、
また、ゆっくりと加速して、次の駅へ…。
窓の外には、心にしみる日本の原風景が拡がり、
沿線住民のおばあちゃんが、列車に笑顔で手を振ります。
そんなのんびりとした風景の中を進んで行き、
やがて「大白川」駅に到着。次は、終点「只見」。
最後の一駅を只見線は、30分かけて進みます。
この区間にある、六十里越トンネルは全長6,359mと長く、
トンネル内ではディーゼルカーの車内はまるで、地下室のようです。
六十里越トンネルを抜けると、田子倉ダムの上流が一旦姿を現しますが、
ふたたび列車は田子倉トンネルに入ります。
田子倉トンネルを抜け、14時28分に列車は只見駅に到着。
ここまで乗車してきた人のほとんどが、
列車代行バスに乗り換えて、越後川口に向かいます。
次回は、只見の街をちょっと散策し、
15時40分発の小出行きに乗って、新潟県小千谷市の夏祭りに向かいます。
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