弁当日記

ADACHIの行動記録です。 
青年海外協力隊で2006年4月からバングラデシュに2年間住んでました。

バングラデシュのニュース(2019/07/01) その2

2019年07月02日 | バングラデシュのニュース
◆イベント情報◆
〇【2019年6月14日(金)~7月14日(日)】
 バングラデシュのスラムの現実、梶井照陰「DIVE TO BANGLADESH」展
 https://imaonline.jp/news/exhibition/20190530-2/
〇講演会「テロのない社会に向けて – 7月1日ダッカ襲撃事件から3年」(7/26)
 https://www.shaplaneer.org/news/events/190626_shaplaba/

■見出し(2019年7月1日) No2019-29
〇バングラデシュに対する経済協力に関する書簡の交換
〇講演会「テロのない社会に向けて – 7月1日ダッカ襲撃事件から3年」(7/26)
〇「いつか現地を訪れることを願って」 難民を友人のように受け入れる
 NPO法人代表のファッション哲学 #U30STYLE
〇「宮崎-バングラデシュ・モデル」の現地日本語教員による部内報告会の実施
〇バングラデシュ ハイテクパーク庁(BHTPA)との覚書締結について [ 富士通総研 ]
〇【経済インサイド】親日国バングラデシュに熱視線 米中貿易摩擦も追い風 
〇バングラデシュの文化や暮らし紹介 鳴門で展示会
〇関西初・全国2拠点目 「ユヌス ソーシャルビジネス リサーチセンター」を龍谷大学に設置
〇ビルメンテナンス業向け清掃システム「nano+」によるグラミン銀行の支援について
〇テロ3年、バングラ治安対策に力 日本企業の進出増加
〇ユザーンさん自ら書籍化。とにかくおいしいベンガル料理とは
〇未来の五大陸合唱団・日本で笑顔の交流祭!歌で世界の子どもたがつながる!
〇暴力団元組長「バングラのキャッチには気をつけろ」
〇7カ国の大使館関係者招き交流 駒ケ根
〇バングラデシュ環境開発協会が環境賞第1位を受賞!
〇学生有志がバングラデシュの学校にトイレと井戸を寄付しました
〇バングラの子供に学ぶ喜びを 新潟の夫婦、小学校建設
〇男の性癖のため肉体を改造する売春婦の姿
〇バングラデシュ、200年続いた刑務所の朝食メニューを刷新
〇バングラデシュで撲殺されたオオカミ、80年ぶりに確認された希少種だった
〇動画:バングラデシュで鉄道橋崩落、水路に車両転落 4人死亡 現場の映像


■7カ国の大使館関係者招き交流 駒ケ根
 https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20190624/CK2019062402000018.html
 (中日新聞 2019年6月24日)

 世界各国の駐日大使らを駒ケ根市に招いて交流する「こまがね大使村まつり」が二十
三日、同市中心市街地の銀座通り商店街であり、七カ国の大使館関係者と市民らがふれ
あいを楽しんだ。

 パラオ、ミクロネシア連邦の両国大使をはじめ、ネパールとバングラデシュ、スリラ
ンカ、マラウイ、ブルキナファソの大使館職員らが参加。各国を紹介するブースが並び
、大勢の人出でにぎわった。

 歓迎セレモニーでは、杉本幸治市長が「素晴らしい交流で楽しい一日を」とあいさつ
。市民有志でつくるまちづくり団体「あつい!こまがね」の女性会員らが手作りした民
芸品「つるし飾り」を各国の参加者に贈った。和太鼓や吹奏楽、タイとフィリピンの民
族舞踊などの発表に続き、国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所の訓
練生がよさこいソーランを披露した。

 ミクロネシアのジョン・フリッツ特命全権大使は自国のブースでウクレレを奏でなが
ら、海や山、遺跡など豊富な観光資源をPR。「大使館まつりは駒ケ根市民と世界がつ
ながる意義深いイベント。駒ケ根との友好関係をもっと強めていきたい」と話した。

 まつりは、青年海外協力隊訓練所や青年海外協力協会(JOCA)本部が市内にある
環境を生かし、大使館との友好関係を築きながら市の魅力を世界に発信する「駒ケ根大
使村プロジェクト」の一環。



■バングラデシュ環境開発協会が環境賞第1位を受賞!
 http://www.jeef.or.jp/blog/20190621/
 (日本環境教育フォーラム 2019年6月21日)

今年の世界環境の日(6月5日)は、ラマダン明けの休日と重なっていたこともあり、バ
ングラデシュ・クルナでは6月20日に関連イベントを実施しました。

今年のスローガンは「Beat the air pollution」です。

バングラデシュでは主要産業であるレンガ製造時に釜から排出される煙や隣国の中国・
インドからの影響もあり大気汚染に悩まされています。そのため、行政・企業・NGO・
市民が協力して取り組むことが求められています。

イベント当日はクルナ管区長からの挨拶やバナーを使った普及啓発活動、大気汚染に関
するレクチャーなど様々なプログラムが実施されました。

また、環境団体及び個人への表彰も行われ、JEEFと協働で環境教育活動を進めているバ
ングラデシュ環境開発協会(BEDS: Bangladesh Environment and Development Society)
が、クルナ管区の環境教育・普及啓発部門での環境賞(第1位)を受賞しました。これで5
年続けての受賞となります。

JEEFでは、今年度からバングラデシュでの自然体験の普及を目指した活動をスタートさ
せました。また、その他の活動も随時スタートしていくことを予定しています。

今後もバングラデシュの活動にぜひご注目ください。





■学生有志がバングラデシュの学校にトイレと井戸を寄付しました
 https://www.kobegakuin.ac.jp/news/6782fac2d3775c71d914.html
 (神戸学院大学 2019年6月25日)

 久保田智也さん(経営学部3年次生)、久嶋悠介さん(法学部同)ら学生有志10人が「
バングラデシュトイレ建設プロジェクト」で、NPO法人国際エンゼル協会を通じてバ
ングラデシュのバラボ・モデル・スクール&カレッジにトイレと井戸を寄付しました。
 プロジェクトリーダーの久保田さんは、同協会が主催するバングラデシュ・スタディ
ツアーに昨年8月に参加し、ボランティア活動を7日間実施。現地を視察したときに、
環境の悪さを目の当たりにし、「自分たちで何かできることはないだろうか」との思い
で企画しました。企画に賛同した学生らは、トイレと井戸を寄付するのに10万円必要な
ため、昨年11月からJR明石駅や大学のキャンパス内で募金活動を行ったり、フリーマー
ケットで不用品を販売したりして、こつこつとお金を貯めてきました。
 久保田さんは「自分自身を変えたい、自ら積極的に行動したいと思い、スタディツア
ーに参加したことがきっかけでこの企画がスタートしました。昨年10月からお昼休みに
集まって会議をし、活動内容などについて話し合いを重ねてきました。私が具体的な内
容を考えたり提案をしたりするだけではなく、みんなで考える仕掛け作りをすることも
大変でした。また、募金活動やフリーマーケットなど土日で活動していたので、参加す
るメンバーの日程の調整などにも苦労しました。プロジェクトをやり遂げて、達成感を
得ることができ、来月には現地を訪問する予定なので、どのような状況なのか視察する
のが楽しみです」と話しています。
 久嶋さんは「このプロジェクトは、10万円を貯めることが目標ではなく、あらゆる人
に協力してもらうことで、バングラデシュにトイレを建設することが最終目標。募金活
動などで一人一人の出会いを大切に、活動を実施してきました。メンバーがただ単にお
金を出すのでは意味はないので、一切お金は出してはいません。寄付をして学校から感
謝状が届いたときは、すごいことをしたのだなと思いました。今回の経験を生かして、
今後もボランティア活動など日本から世界に向けて、何か力になれるような活動をして
いきたいです」と今後の抱負を語っています。
 現地の様子は、後日お知らせします。 




■バングラの子供に学ぶ喜びを 新潟の夫婦、小学校建設
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46585880W9A620C1CR0000/
 (日本経済新聞 2019年6月26日)

バングラデシュの子供に教育を受ける機会を設けたいと、同国の小さな農村に小学校を
建てた夫婦がいる。村出身で現在は新潟県見附市に住む会社員モハメッド・ヌルル・エ
ラヒさん(52)と妻の美砂子さん(69)。2人は「勉強の喜びを知った子供たちの目の
輝きが何よりの励み。いつか国の発展に貢献してほしい」と期待する。
バングラデシュのナマプティア村で建設した小学校の子どもたちに囲まれ、ほほえむ美
砂子さん(右から3人目、2018年8月)=共同
首都ダッカから約100キロのナマプティア村には学校がなく、大半の子供は農業やきょ
うだいの世話をして生活していた。エラヒさんは1989年に来日。見附市で金型の技術者
として働き、詩のサークルで美砂子さんと出会った。
美砂子さんは結婚後、初めてエラヒさんの故郷を訪問。学校がなくても、子供たちが「
医者になりたい」「先生になりたい」と話す姿が印象的だった。美砂子さんが2009年に
がんを宣告され、病を乗り越えたとき「せっかく助かった命だから」と思い、夫婦で村
に学校をつくることを決めた。
11年から建設基金を募ると、市民や小学校などから寄付が集まり、16年に約600万円の
費用で2階建ての学校が完成。17年に開校し、約160人の生徒が入学した。
学費は無料。モデル校として注目され、教科書は国から無償で支給される。最初は働き
手の子供を通わせることに消極的だった親も、今ではテストや卒業式の度に晴れ姿を見
に学校に集まる。
バングラデシュの識字率は約72%(16年推定)だが、都会と農村では大きな格差がある
。2人は「村全体の識字率を100%にしたい」と、大人のための放課後授業にも力を入れ
ている。
2人には6月15日、新潟県長岡市から人材育成に貢献した個人らを表彰する「米百俵賞」
が贈られた。明治初頭に教育の重要性を訴えた長岡藩(同県)の逸話「米百俵」の精神
に基づいて創設された賞だ。エラヒさんは授賞式で「新潟の人に活動を認めてもらえた
ことは一生の喜び。これからも日本とバングラデシュの懸け橋として頑張りたい」と話
した。〔共同〕



■男の性癖のため肉体を改造する売春婦の姿
 https://president.jp/articles/-/28928 
 (PRESIDENT ONLINE 2019年6月19日)

危険地帯の取材を続ける丸山ゴンザレス氏が「この世の地獄のひとつ」と振り返る場所
がある。バングラデシュの売春街では、女性たちが客を増やすために「牛用のステロイ
ド剤」を摂取している。丸山氏は「子どものような女の子たちが、男の性癖のために肉
体を改造する姿は、忘れられない」という――。
  ※本稿は、丸山ゴンザレス『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』(光文社新書)の
一部を再編集したものです。
■スラム街での職業は「スリ、物乞い、売春」
  家族の最小単位は「夫婦」である。特定のパートナーがいる場合、それ以外の相手
とのセックスは不貞とされる。離婚の理由としては十分だし、宗教的に禁じられている
ことも多い。そのようなことをいまさら説明するまでもないだろう。私もそう思ってい
たのだが、心の深い部分に揺さぶりをかけられる出会いがあった。
  ブルガリアの首都・ソフィアを取材したときのことだ。
  バルカン半島最大のスラム街といわれる団地を訪れた。ここに暮らしている人々は
ヨーロッパ全域に暮らすロマの人々である。彼らの置かれている境遇については同情す
るし、支援している団体もある。生活の糧を得るために、周辺国に出稼ぎに行く人が多
い。
  しかし、彼らが選択する職業が問題になっている。
  スリ、物乞い、そして売春である。貧しい人たちのいる地域で売春婦として働く女
性が存在することはよく聞くことで、ことさらに言うべきことではないように思われる
だろう。だが、あえて紹介するのには理由がある。
  私が出会った二人は、お世辞にも良い暮らしをしているようには見えなかった。こ
の街でおこなわれている売春の実態を調査しているなかで、直接話を聞かせてほしいと
頼んだら応じてくれた。
■「子どもたちのため」に夫婦で売春
  無作為にお願いして応じてくれただけの二人について、特に思うところもなかった
。それでも女性に対して同情する気持ちはあった。インタビューにくっついてくる男が
気になっていたからだ。
  この手の商売をしているとヒモのようなやつが出てくることはあるし、このあたり
の売春を仕切っているやつかもしれない。そういうやつに寄生されているのだとしたら
、同情する気持ちも自然に湧いてきてしまう。そんなことを考えているのがわかると、
相手に弱みを見せることになるので、表情に出すことはなかった。
  あれこれと思いを巡らせても意味がないので、どうして一緒にいるのか、直接彼に
聞いてみることにした。
  「あなたはこの女性とどういう関係なのですか? 」
「家族です」
「家族というと? 」
「夫です」
  表情にこそ出さなかったが「絶句」だった。同時に二人が一緒にいる理由がわかっ
た。
  だが、それよりも先が理解できなかった。夫が公認で売春をすることだけでなく、
スラムのなかで売春をするということは、客のなかに知っているやつがいるかもしれな
いのだ。
  そこを突くと表情を変えるでもなく夫が言った。
  「子どもたちのためだ」
■「客が近所の人だったら耐えられるんですか」
  瞬時に「そういう問題なのか? 」と思ったが、それこそ家庭のことに口を挟むこ
とはできない。私は通りすがりの外国人ジャーナリストである。ジャーナリストの仕事
として、状況を理解するために質問をぶつけることはあっても、二人の関係性を断ち切
るような踏み込み方をするのはご法度である。私はあくまで傍観者なのだ。
  彼らなりに折り合いがついているというのであれば、わかりきった問題を部外者の
私が蒸し返す意味なんてない。わかっている。わかっているが、それでも言わずにはい
られなかった。
  「客が近所の人だったら?  顔見知りだったら耐えられるんですか? 」
「仕方ない。子どもたちのためだ。あの子たちが飢えていることのほうが耐えられな
いんだ。それに妻が安心して仕事できるように私は見守っているんだ」
  のちの取材でわかったのだが、この街の売春のシステムとして、女にはパートナー
がついているそうだ。
■「子どもたちを救うため」に妻は壊れた
 内心、「お前が働けよ」という言葉を反芻していた。でも、出せなかった。それは私
が決して言ってはならないことだからだ。妻のほうもそう思っていたのか、それとも夫
と同じ気持ちなのかはわからない。
  なぜか。どんなに質問を重ねたとしても、彼女の言葉で答えが語られることはない
と思ったからだ。
  光を失った眼球の奥には、彼女の生のエナジーがまったく感じられない。死んだ目
というのがこういうものかと痛感させられた。
  夫は子どもたちを救うためだと言った。そのために妻が壊れてしまった。それでも
家族なのだ。私が思っていた単位の家族のなかには、夫以外とのセックスは、決してあ
ってはならないこと。それが家族愛によって崩されてしまった。
  愛とは、向ける対象以外には、ときに残酷なのだ。


■バングラデシュで好まれる「豊満な女性」
  後味の悪い話だったが、もう少しこのトーンにお付き合いいただきたい。世界中を
旅して取材していると売春にまつわる悲惨な話を耳にすることは多い。以前、世界一危
険な仕事といわれる、バングラデシュにある「船の墓場」と呼ばれる船のを訪れ
た。その際に訪問することがかなわなかった場所がある。それが売春宿だった。
  バングラデシュの男が一般的に好むとされる性癖がある。それは豊満な女性である

  だが、売春宿で働いている女たちは、病気や貧しさなど様々な事情から痩せている
ことも珍しくない。そんな非人道的な状況が許されるはずがないと思うのだが、現実は
もっとむごたらしい。
  バングラデシュでは、売春そのものを政府が公認しているために、全体的に取り締
まりがゆるいとされているのだ。なかには、児童買春を生業とするために、人身売買に
手を出す業者もいるほどだ。
  リクルートスタイルが非人道的だとしても、働くことになった以上は逃れられない
ため、女性たちは客をとるしかない。それも男たちの気を惹くために驚くべき手段をと
るのだ。
■牛用ステロイド剤を摂取して太る女性たち
 オラデクソンという薬品を知っているだろうか?  ほとんどの方は聞いたこともな
いだろう。それもそのはずで、ステロイドなのである。それも牛用のものなので、獣医
か酪農家でないと耳にすることもないだろう。
  彼女たちは、そんな牛用ステロイド剤を摂取し、太って豊満な体にするのだ。この
話を聞いたときに、この世の地獄のひとつかもしれないと思った。
  男の性癖のために肉体を改造して、薬の副作用や性病によって人生を奪われていく
。それも若いというか、ほとんど子どものような女の子たちがである。
  彼女たちは、様々な理由があって売春宿で働いている。貧困、離婚、人身売買……
。どんな理由であれ、そこにしか居場所がない人たちがいるという現実を知ったのは、
20歳のときだった。
■「女に興味はないか? 」について行った
 バングラデシュの隣国、インドを旅しているときだった。仲良くなった地元の若者た
ちと昼間から酒を飲んでいたら、「女に興味はないか? 」と問われたのだ。
  インドの売春街といえば、コルカタのソナガチなど、いくつか有名なところもある
が、当時滞在していたのは田舎で大して大きな街でもなかった。世界遺産でもある性を
モチーフにした雄大なレリーフで有名なカジュラホに近いだけの街だった。大都市に風
俗街があるのは年若い自分でも予想ができたが、こんな辺鄙な場所にもあるのかと驚い
た。
  飲酒運転という概念すらないであろう若者の運転するバイクに乗って、村からかな
り離れた場所まで連れてこられた。そこには土壁の家と呼べないようなボロ屋があった

  「ここだ」と言われて近寄ると、玄関っぽい場所の横にあるかまどにうずくまるよ
うにして火を起こしている人がいた。年齢はわからない。性別はサリーっぽい衣装から
女だとわかる。真っ黒に日焼けしていて、生活の苦労が顔のシワに刻まれている。
  もしかしたら若いのかもしれないが、やっぱり老婆なのかもしれない。でもたしか
める勇気はない。
■抱かれることが「存在意義」になっている
 「女ってどこ? 」
  この建物の中に若い子でもいたらいいなと期待して聞いた。
  「そこにいるだろ」
  無慈悲な返事に心が折れた。ここに来たのは性欲じゃなくて好奇心からだった。そ
の欲求はすでに満たされていた。彼女は売春を生業とするカーストに所属していると説
明された。
  つまり、抱かれることが彼女のこの村での存在意義、生きる理由となっている。こ
の場所で訪れる男たちの性を受け続ける生活がどれほど辛いのか。そのことを考えてみ
たが、想像が追いつくものではなかった。
  このときには、ただ後味の悪さだけを噛み締めて立ち去ることしかできなかった。
そして、何もする必要がなかった。それでも忘れられない記憶として私の心に刻まれて
いたのだ。
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丸山ゴンザレス(まるやま・ごんざれす)
ジャーナリスト・編集者
1977年、宮城県生まれ。考古学者崩れのジャーナリスト・編集者。無職、日雇労働、出
版社勤務を経て、独立。著書に『アジア「罰当たり」旅行』(彩図社)、『世界の混沌を
歩くダークツーリスト』(講談社)などがある。人気番組『クレイジージャーニー』(TBS
系)に「危険地帯ジャーナリスト」として出演中。



■バングラデシュ、200年続いた刑務所の朝食メニューを刷新
 https://www.afpbb.com/articles/-/3230306
 (AFP通信 2019年6月17日)

 バングラデシュ政府は16日、刑罰制度改革の一環として、200年前の英国植民地時代
に導入され全国の刑務所で出されていたパンと糖蜜のみの朝食メニューを刷新したと発
表した。
 刑務総局のバズルール・ラシード(Bazlur Rashid)副局長はAFPの取材に対し、8万
1000人以上の受刑者を対象にした朝食メニューを、パン、野菜、菓子、キチュリ(米、
レンズ豆、スパイスなどを入れて煮込んだ料理)に改善したと説明した。18世紀に英国
の植民地当局が導入した従来のメニューはパン116グラムと糖蜜14.5グラムだけだった
という。
 バングラデシュには60の刑務所があり、受刑者の定員は合計で3万5000人。極めて過
密な状態になっており、人権団体からしばしば批判を受けている。食事の量と質にも受
刑者から不満が出ていた。
 同副局長は、食事の改善は一連の改革の一環で「受刑者に意欲を持たせ社会復帰を促
す」試みだと説明し、「われわれとしては、受刑者がこの施設にいる間に自己矯正がで
きるよう、漸次改善に取り組んでいる」と述べた。また首都ダッカのケラニガンジ(
Keraniganj)中央刑務所で16日に新メニューの朝食が出されると数千人の受刑者から歓
声が上がったと明らかにし、「良い食事はみんなを幸せにする」と語った。
 この他、通話内容はチェックされるが、受刑者が好きな時に手頃な料金で家族と電話
で話せるようにもなったという。(c)AFP



■バングラデシュで撲殺されたオオカミ、80年ぶりに確認された希少種だった
 https://www.afpbb.com/articles/-/3230300
 (AFP通信 2019年6月17日)

 バングラデシュで家畜を襲い住民に撲殺されたオオカミが、国内で80年ぶりに確認さ
れた希少種インドオオカミだったことが分かった。国際自然保護連合(IUCN)が16日、
明らかにした。
 インドオオカミが殺されたのはバングラデシュとインドにまたがる世界最大のマング
ローブ林が広がる自然保護区シュンドルボン(Sundarbans)近郊の町。IUCNによると、
バングラデシュで最後にインドオオカミが確認されたのは1949年だという。
 地元当局者もAFPに対し、「画像から殺されたのがインドオオカミであることを確認
した」と認めた。同当局者によるとインドオオカミは飼育されているものも含めてイン
ド国内に3000頭ほど生息しているが、バングラデシュ北部および北西部では1940年代に
姿を消したという。
 バングラデシュではシマハイエナやバラシンガジカ、ブラックバックといった野生動
物が過去数十年で姿を消している。



■動画:バングラデシュで鉄道橋崩落、水路に車両転落 4人死亡 現場の映像
 https://www.afpbb.com/articles/-/3231808
 (AFP通信 2019年6月25日)

 バングラデシュ東部のクラウラ(Kulaura)で24日、鉄道橋が一部崩落し、橋を走行
中の特急列車が脱線する事故が起きた。5両が脱線したほか、1両が橋の下の水路に転落
し、少なくとも4人が死亡、100人以上が負傷した。警察当局が明らかにした。
 首都ダッカから約300キロ離れたクラウラの警察署長は、AFPの取材に対し、警察と消
防、地域住民とが協力して負傷者の救出作業に当たっているほか、事故現場から犠牲者
の遺体を運び出していると話した。この事故の影響で、ダッカから同国北東部に向かう
列車は運転を見合わせている。
 バングラデシュでは、線路の老朽化とずさんな保安システムにより、鉄道の事故がた
びたび起きている。映像は24日撮影。

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