あだち蒸気機関車館

5インチライブスチーム模型や蒸気機関車に関する資料などを保存、展示する私設博物館

グラシン紙のブックカバー

2016年05月31日 | 展示品のご紹介
当館2階の書籍コーナーの本には、基本的にブックカバーを掛けてあります。
よく古書店などで見かける「グラシン紙」(一般には、パラフィン紙と呼ばれています)を使用しています。



書籍コーナーが、東側の一画にあるため、背表紙などが陽に焼けるのを防ぐためにできる限りカバーを付けているのですが、このグラシン紙を入手するのに苦労しました。
写真集や絵本など、大型の書籍が多いので、何とか安く入手できないかと思っていたのですが、通販での販売価格は意外に高く、本の冊数を考えると、ちょっと購入する気になれませんでした。
ところが、知り合いが紙の卸し会社で仕事をしているので相談したところ、ちょうど納品予定の商品の一部が雨に濡れてしまって、処分に困っているとのことで、模造紙大の大きさのグラシン紙、2,000枚を破格の値段で譲り受けました。
カバーが掛けられる本にはすべてカバーを掛けましたが、何しろ、2,000枚もあるので、使いきれず、館長の個人的な蔵書にもせっせとブックカバーを掛けているところです。
それでも使いきれないので、最近は、近所の古書店に無料で分けてあげて、喜ばれています。
通常のブックカバーは、書名や表紙が見えなくなりますが、グラシン紙のカバーは、こういう心配もなく、本のカバーとしても最適だと思います。