あだち蒸気機関車館

5インチライブスチーム模型や蒸気機関車に関する資料などを保存、展示する私設博物館

蒸気溜めと加減弁

2016年09月30日 | 展示品のご紹介
今日は、C63の蒸気溜めの中に付いている加減弁(蒸気エンジンに送り込む蒸気量を調整する弁)を動かす装置の写真を紹介しましょう。

停車している状態では、次のような状態になっています。この状態では、蒸気エンジンに蒸気は送り込まれません。



蒸気を送り込む状態にすると、次のようになります。この状態になると、蒸気溜めの中にある加減弁が全開になり、蒸気エンジンに最大量の蒸気が送り込まれます。



蒸気エンジンに送り込まれる蒸気量を調節することによって、速度を調整しています。
C58形機関車にも同様の形状の装置が付いています。

重すぎるレール文鎮

2016年09月29日 | 展示品のご紹介
いよいよブログに書くことがなくなってきたな、などと思いながら自宅の片づけをしていると、レールが出てきました。
オークションで入手したものか、実家にあったものを持ってきたのか、記憶がありません。



厚さが5cm近くあり、重さも3kgほどありますから、文鎮としては重すぎます。

全面に錆びが出ていますが、元々は、切断面にはクロム(?)メッキ、それ以外の部分は黒く塗られていた形跡があります。
錆びを落として磨き上げるか、もしくは新たに塗装して展示したいと思っています。
きれいになったら、またブログで紹介します。

SLの絵本

2016年09月28日 | 展示品のご紹介
当館2階の書籍コーナーには、SLの絵本が閲覧できるようになっています。
一部の写真を紹介します。



素敵な本もあるのですが、残念なことに、この絵本の右側のラックにあるトーマスの絵本の方が人気で、こういう絵本を子供に読んであげている親には、あまりお目にかかったことがありません。
お子さんと来館の際は、SLの絵本も是非読み聞かせをしてあげて下さい。

8620形機関車の違い

2016年09月27日 | 展示品のご紹介
当館には、8620形機関車の5インチライブスチーム模型を展示していますが、同じ形式の機関車でも、装備にさまざまな違いがあります。

まずは、当館のライブスチームから。



次の写真は、展示している8620形機関車のエッチングの写真です。
この車両には、空気圧縮機や圧縮空気のボンベが付いておらず、ボイラーを積んでいる台座の形も違います。



最後の写真は、当館の下駄箱の上に飾ってある日本車輌株式会社の模型です。
この機関車には、煙突の両側に除煙板が付いていて、先の2つの機関車とはずいぶんと違った印象を受けます。



同じ形式の機関車でも、製造番号によって装備に違いにがあることが良く分かります。写真集などを見る際も、こんな所にも注目していただければと思います。

下駄箱

2016年09月26日 | 展示品のご紹介
展示品というわけではありませんが、当館2階の展示室入口にある下駄箱の写真を紹介します。
以前にも、この棚が下駄箱であることを示すために、オランダの木靴を並べていることを紹介したことがありますが、その後新たに小さな木靴も加えてならべてあります。
最近、荷物を整理していると、昔東北に旅行した際に購入した草鞋(わらじ)が出てきましたので、ついでに並べてみました。



実際にはこのように並べているわけではなく、2段目、3段目に分けて並べているのですが、近頃の子供は草鞋などは見たこともないので、「変なくつがある!」などとちょっと話題になります。