神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

地上に降りた天使(星座物語)

2017-10-23 02:00:00 | 短長編小説
さて今回のお話しは、
私が昔読んだ、
星座物語と言う本の中の話し


その世界は3つに別れていた、

一つは普通の人が暮らす地上

一つは人の立ち入る事の出来ない、天界

後の一つは人のごう慢を閉じ込める、地獄の世界

すべての均等が取れていて世界が成り立つ

そのような世界で天界に何百年ぶりかに
可愛い双子の男の子供達がうまれた

天界を束ねる神達は二人の誕生を喜び、
二人に名をあたえた、
上の子供にはスストール
下の子供にはポリュウケース

二人はとても仲良しでいつも一緒にいた、
いつの日か身体が弱い兄が寝たきりになるまではね

弟は神に問う
兄の病気を治す方法は無いのですか?
神はスストールの命を助けたいなら、そなたの命を兄に分け与えるが良い、だかそれでもこの天界で暮らすことは、彼の者には難しい、
覚悟があるなら、兄は何の害もない地上で、暮らさなくては成らなくなる

弟は聞いた、
それは兄のもつ神の力を失うと言う事ですか?

神はそれ以上何も言わず、

だが弟は決心した、大切な兄の為に自分の命を分け与え、
兄を普通の人が暮らす人間界に連れていった、

一軒の家を買い求め、
兄をそこに住まわせた、
だか弟は兄とは一緒に暮らす事を許されない、

神の力を強く持つ弟は、
神から命令を受けていた、
本来兄が上り積める地位をも自分で背負わなくてはいけない、

だから地上にいる兄を、
天界から地上に格下げとなった天使達に任せ、
自分は天界にもどり、

いつか必ず二人一緒居られる様に、兄には何も言わず、
黙って天界へ戻っていった

その日から
弟ポリュウケースは寝る間も惜しみ、
ひたすら勉強をかさね、
いつしか天界でも優秀な神へと登りって行く、

兄スストールは地上で、
家から出て散歩ができるほどに、
体調も落ち着きを取り戻していたが、

やはり天界に居る弟を思い
寂しさを抑えきれない

そんなある日、
天界に異変が生ずる、

天界の王が、
一人の神へ天罰を下す、

その神は、
弟ポリュウケースに、
兄スストールを生かす方法を教えた神だった、

天界では生まれてすぐ、
神としてのそしつがあるか否かで、
天使とするか、
人間とするかが決められる、

だが天使として育て神になるであろう、
兄スストールを、地上に降ろしてしまった事により、天界の秩序が乱れた

その為に、
弟に兄を生かす方法を教えた神を

天界王は焼き殺してしまった、

勿論双子の天使達にも罰が与えられた

その罰こそが
二人が望む永遠

いつか必ず二人一緒居られる様に

二人の願い

天界王は二人を、夜空に輝く
双子座と姿を変えてしまった

双子の天使は永遠に離れる事無く

未来永劫
今も昔も変わり無く
ずっと夜空から地上を照らす

双子の天使達の願いが込められた

双子座

おしまい…〆


ではまたね(笑顔)