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天寿を全うした母

2020-06-02 | スローライフ
満90歳の母が死んだ。
3月17日、大腿部の骨折でボルトを入れる手術を受けてから2か月半も生きてくれた。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、4月4日に見舞ってから、面会することが出来なくなった。
それから2か月、ようやく母と会えたが、ほとんど意識がなく、目はがっちり閉じられ、見たことのない目をしていた。
手で開けようとしたけど・・・ボンドでくっ付けたように開かなかった。
ただ、両手は動かし、何かを探しているようだった。
術後よりは穏やかな顔になっており、ちょっとだけ安心した。
10分程度の面会しか許されないと聞かされていたが、何故か?30分近く母のそばにいられた。
看護師さんからは、
「心拍数が高くなっているので、今晩くらい部屋を移動するかもしれません」
と言われたが、まさか・・・
夜9時過ぎ、危篤だと連絡があり、急いで病院に駆けつけたが、間に合わなかった。
そうか・・・私が会いに行くのを母はひたすら待っていてくれたんだなぁ・・・ありがとう。
見たこともないやせ細った母の寝姿。
こんなにならないと死ねないのか?
ほとんど口から食べることが出来ず、点滴でだけで2ヶ月半も生きてくれた。
緊急事態宣言解除まで頑張って!規制が少し和らぐまで生きてくれた母。
しんどかったね!痛かったね!寂しかったね!もういいのよ。
天国へ行ったら父に会えるかな?
父が死んで28年。
私は父が生きた歳になった。

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