第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した作品。
新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話。
2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が、「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、
カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。
社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、描き出す。
最初から最後まで気を抜くことが出来ない作品だった。
これがアカデミー賞?と思うような地味な映画だが、見ごたえ十分だった。
宗教とは何?人々をコントロールするための道具なのか?
権力はそれほどまでも人を魅了するものなのか?
私にはわからない。
この話の最後に、枢機卿がこの後、バチカンの中枢部に栄転?したと記されていた。
なるほど!
これは今だけの話ではなく、ずーーーっと昔からタブーとして闇から闇へと葬られたんだな。
もしかしたら、枢機卿も加害者だったり、被害者だったり?
あぁ~~恐ろしい世界です。
そう言えば、日本でも善光寺の僧侶がセクハラしたとか・・・。
聖職者と言う言葉はこの世に存在してはいけない気がする。
所詮人間は欲望の塊?そして、権力者には欲望と金が引き寄せられる自然現象?