iro-iro report.

野球 料理 園芸 映画 et cetera

93歳 ご冥福をお祈りします

2013-05-16 | スローライフ
今朝、山代温泉在住の方から電話があり、
「川潟さんがお亡くなりになりました」と。
私の知り合いで一番の高齢者。
そして何より、第二次大戦体験者で、戦艦大和の生き残りと言う経歴の持ち主。
2005年偶然の出会いから8年。
その間、数回の手紙のやり取りを通じお付き合いをさせていただいた。
毎年年賀状もいただき、
「山代においでになったら旅館まで出向いて大和沈没時の話をしてさしあげます!」
とおっしゃって下さったのに、山代へ行く機会に恵まれず、ある年から年賀状が来なくなった。
出会った時が85歳だったので、もしかして・・と覚悟はしていたが、
そんな時、山代温泉で時計屋を営まれているTさんのブログに川潟さんの事が書かれているのを発見。
Tさんのご配慮でご無事を確認することが出来た。
その時Tさんに、「もしものことがあれば連絡を下さい!」とお願いしていたので、約束通り電話があった。

2010年11月23日、山代温泉に行き、川潟さんと再会した時には、ご病気で少し記憶が途切れるようでしたが、
お話することが出来、息子さんご夫婦ともお会いした。

時計屋のTさんにもお会いし、お礼を言うことも出来た。


人の出会いは偶然のようで、必ず何か意味があるように思います。
その時、そこにいなければ、数秒遅かったら、出会うこともない。
もし出会ってなければ、それはそれでまた違う人生なんだろうけど、
戦争体験を直に聞く機会がなかった私には、憧れでもあり、知りたい過去でもある。
特に、海軍出身の方には独特のプライドがあり、その生き様はどこか凛としている。
川潟さんの戦後の生き方も凛として素晴らしいものでした。
「どんな時も気合を持って生きなければ生き残れない」
とおっしゃっていた姿が今も脳裏に残っている。

ご冥福をお祈りします。合掌


コメント