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道東の旅の難しさ(北海道)

2017年08月16日 | 風景

 北海道は観光スポットが多くあることから、今や海外でも人気が増え続け、昨年度も約100万人の観光客が訪れているようです。

 中でも道東は知床や網走、摩周湖や屈斜路湖といった有名な観光地が集中していますが、国鉄がJRへと替わり、自家用車普及の影響による赤字路線の多くが廃止されたり第三セクターへ委譲された頃より、鉄道やバスの本数そのものも激減し、それらの観光地には観光バスやレンタカー無くしては不便で行けなくなってしまいました。そして、嘗て賑わっていた観光地の周辺にあるホテルやレストランは軒並み廃業に追い込まれてゴーストタウン化したままです。
 これだけ多くの観光スポットを有しながら、昨今増加の一途にある観光客の足にブレーキを掛け続けているこの情況は、行政の怠慢としか思えません。


「北海道の観光ガイド」より引用
http://www.tabi-hokkaido.co.jp/doto.html


道北で一番大きな北見から網走行きは1~3時間に1本あるものの、札幌行きは一日で2本だけ。

 

北見から網走行きの1両ジーゼル車

 

北見から網走行きの切符。

 

運転室の様子

 多くが無人駅なので、バスト同じ整理券と現金投入箱が用意されています。

 

運行本数が少ないので、線路にも雑草が生えています。

 

車内の様子


車窓から見える景色


車内の様子

 

網走駅のホーム


網走駅の時刻
釧路行きもやはり5本だけ

 
網走駅
原宿駅を大きくしたような嘗ての味わいのある木造駅舎のデザインを取り入れるだけでも、観光地の駅としてのビュースポットになりそうな気がします。


 
川湯温泉駅
 屈斜路湖最寄り駅で、駅舎の中に足湯などの目玉があるにも関わらず、今でも無人駅のままです。
 
 
駅舎内の足湯溫泉
 誰でも無料で利用できます。
 
 
 
 駅員のいないホーム
 
 
 
架線がないので見晴らしの良い景色です。



利用客でなくても勝手にホームに入っていくことができます。



今ではすっかり錆び付いてしまった線路ですが、嘗てはこの観光地を訪れる多くの観光客が利用していたことでしょう。


 


2 コメント

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Unknown (yukiko)
2017-08-17 06:41:38
おはようございます。

いつも楽しく読ませていただいています。

時にはクスっと笑いながら・・・

私は釧路出身なので今日に記事は懐かしく拝見させていただきました。

もう50年近く前になりますが父と知床へ旅したときはもっと不便でしたね。

数年前に法事で帰った時に池田のワイン城へドライブがてら行きましたが

週末でも観光客がだれ一人いなくて驚きました。

道東は見どころがたくさんあるのですけど

交通網、今はこんなにひどい状態なのですね。

道東出身者としては残念です
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メッセージありがとうございます (ac2essk(巣林一枝))
2017-08-17 08:27:51
>yukikoさん
そうですね、交通網がひどすぎです。
雲南省の山奥の方がずっと便利です。
鉄道やバス網が利用者のニーズにそぐわないからマイカーを利用せざるを得ない。そうすると赤字路線となることでますます運行本数を減らすか路線そのものが廃止となる。
近視眼的発想ですね。
道東ならば、ちょっとしたアイデア次第で世界的に有名な観光地として充分再生出来そうです。
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