汗ばむような真夏日が続いていると、ざるうどんの味が懐かしくなり、久しぶりに手打ちうどんを作ってみました。
手打ちうどんはを作るのは思いのほか簡単で、しかも驚くほど美味しいので、作ったことのない皆さんも一度お試しください。
使う道具や材料は下の写真にあるものだけ。
コネ鉢はあるに越したことはありませんが、ボールや浅くて口が広い鍋でもいいですし、フライパンでも下に布巾などを敷いてグラグラさせないようにすれば大丈夫です。
のし板も、少量ならばまな板を使っても良いし、多めに作るのでしたらキッチンテーブルの表面を綺麗に拭いてそのまま使用してもいいでしょう。
のし棒は百均で売っているすりこぎでも充分です。
包丁は刃が真っ直ぐな包丁が切りやすいのですが、それがなくても家庭用の包丁でも大丈夫でしょう。
つまりそれらは皆さんが台所で普段ご使用になっている器具類で充分代用できるのです。
二人前の材料:
・中力粉200g(写真に写っているのは日清の手打ちうどん用の粉ですが、普通の中力粉であれば充分です)
・水90cc
・塩6g(小さじ1杯ほど)
1.コネ鉢に中力粉を山高に入れ、中央をくぼませる。
2.塩を混ぜた水をくぼませた部分に入れる。
3.指先で揉みほぐすようにしてよく混ぜる。
4.だんだんまとまってきて水が均等に染みているようならば団子状に丸め、そのかたまりをポリ袋などに移し、室温で3~4時間寝かせる。寝かせずにそのまま次の行程に移ってもいいのですが、なるべく長く寝かせることでグルテンの結びつきが強くなり食感が良くなります。
5.寝かせた後、かたまりを取りだしてこねます。この時、二人前ほどの量ですとコネ鉢などを使ってこねてもいいのですが、四人前以上作るのですと、厚手のポリ袋に入れた状態のまま足で踏む方が楽ですしうどんのコシも強くなります。
*うどん踏みは子供たちにとってはとても面白い遊びになるようです。お子様やお孫さんがいらっしゃる方はどうぞお試しください。うどん作りで一番疲れる作業からも開放されますし。
6.10分程こねたりあるいは踏んだりした後、それを団子状に丸めてのし板の上に乗せます。この際、のし板に充分な打ち粉をしておくと板にくっつきません。
*打ち粉は同じ中力粉でも良いのですが、私は薄力粉を使っています。また麵に切った後茹でるまで長く置いておくのでしたら片栗粉を使用するほうが麺どうしがくっつきにくくなります。
7.かたまりを手で押さえるようにして円盤状に伸ばしてから、その上に打ち粉をし麺棒を転がしながら広げていきます。この時、麺棒にも打ち粉をしておくことと四方に伸ばすように広げていくことが大切です。
8.ある程度薄くなったら麺棒に巻きつけては裏返しに広げ、麺棒で伸ばすことを繰り返す。(麵が綿棒や板にくっつくようなら打ち粉を振る)
9.3~6mmほどの厚さになったら生地にまんべんなく打ち粉を振り、屏風だたみに包丁で切れる長さにまで折りたたむ。
10.端から細切りにし、少し切りためるごとに上からパラパラと打ち粉をし、麵をほぐしてくっつかないようにしておく。
11.全て切り終えたら、なるべく広くて平らな皿に、山盛りにならないように広げておく。
*小さな器に山盛りにしてしまうと、麵の重さで麺どうしがくっついてしまいます。
12.強火の火にかけたたっぷりの熱湯が入っている大鍋に、麵をさばきながら入れ、再び煮立つまで箸でゆっくりと大きく混ぜる。
13.麵が浮いてきて煮立ったら少し差し水を加え、それを繰り返す。ゆで加減は麵をちぎってみて針ほどの白い芯があるくらいを目安に、食べて確認する。
14.自分の好みにゆであがったら、手早くザルに上げ、たっぷりの冷水で揉むように洗いながら表面のぬめりを取り、ザルや器に分ける。
薬味は、天かすやネギやミョウガ、そして練り生姜などを事前にお好みで用意しておいてください。
めんつゆも醤油とだし汁にみりんを入れたりと自分で作ってもいいのですが、市販のめんつゆでも充分です。またお好みでごまだれを使ってもいいでしょう。
手打ちうどんは手打ち蕎麦のように難しくなく、初めての方でも失敗することなく作れ、しかも市販の乾麺にはない美味しさを味わうことができますので是非お試しください。
そして今日もありがとうございました!(^^)!
記事すべて素晴らしいのですが、うどんは、主婦としてはとてもとても参考になりました!(^^)!
ぜひとも挑戦してみたいと野心モクモク!!!
こねる(踏む)作業さえご主人かお子様にでもやってもらえば本当に手軽に作れますので、是非お試しください。美味しいですよ!