非常事態宣言解除後の心得について

2020年05月18日 | Weblog

静岡県は15日に国による非常事態宣言が解除され、

県独自の一部業種にお願いしていた休業要請も昨日17日で終了しました。

今日から新しいステージに入ったわけですが、専門家のみなさまに

「非常事態宣言解除後の心得」をご教示いただきましたので、

ご紹介させていただきます。

 

まずは、Covit19についての現状整理をしながら、結論までの方程式を組み立てたいと思います。

 

【抗体と免疫について】

Covit19について、まだ現状では抗体を獲得しても、その抗体の免疫がどの程度有効か不明。

ウイルスによっては、抗体ができてもまったく役に立たないこともあるので、もう少し

エビデンス(科学的根拠・証拠)が進まないとなんとも言えない。

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ということは・・・「今できることは、当面自身の自然免疫の強化することしかない!」

・・・つまり、睡眠や栄養をしっかりとって自然免疫を高め感染しないようにするということ。

また、疾患のあるひとはくれぐれも感染しないように細心の注意をすることが大事です。

 

【治療と予防ー薬とワクチンについて】

治療の切り札を「薬」、予防の切り札を「ワクチン」と考えるとする。

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現在「薬」としては「アビガン」や「レムデシビル」などが有効とされているが、

しょせんは他の病のためにつくられた薬の流用であるのは事実。

効く場合もあれば、効かない場合もある。

つまりは、Covit19専用の薬ができて初めて特効薬となるということ。

ゆえに「治療」は万全ではない。

 「ワクチン」は、開発までまだしばらくかかるという事実。

1年から2年後と考えるべき。副作用もでることを考えれば、やはり慎重に進めなければ

ならない。ゆえに「予防」もまだ準備ができていない。

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とすると、やはり感染をしないようにマスク、手洗いの励行はこれからも油断なく継続しなければ

ならないという結論に至ります。

 

【基準再生産数】

「基準再生産数」という言葉をお聞きになったことがありますでしょうか。

「基準再生産数」とは、感染症に感染した1人の感染者が、誰も免疫を持たない集団に加わった時、

平均して何人のひとに感染させるかという人数。

 現状、Covit19の基準再生産数は2.5人。つまり1人の患者が2.5人を感染させる

という計算です。これだと、人口の60%までが感染しないと感染は終息に向かわない。

だが、この基準再生産数が半分の1.25人になったとすれば、人口の20%の感染で

感染は終息に向かうということになる。

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つまりは、感染者と万が一接触してもうつらないようにすれば、基準再生産数はどんどん

小さくなり、1を割ればウイルスは消滅に向かうことになるので、あくまでも感染しない

ようにすることが、現時点での”唯一の答え”ということになります。

 

【結論】

非常事態宣言解除後の心得は、やはりひとりひとりが細心の注意をはらって、

「感染しないようにすること」に尽きるのです。

ただ一方で、経済を回すことができなければ人間生活も成り立たないわけで、

常にCovit19の存在を感じながら、くれぐれも油断しないで日常生活に

もどっていただくようお願いをしつつ、まとめとします。

私も、細心の注意を払い感染防止に努めつつ、経済の回転を加速できるよう、

また、政治家としては第2波、第3波への備えを万全にしてゆくよう

あらゆるチャレンジをしてゆきたいと思っています。

 

みなさん、いっしょにがんばりましょう!