今夕、総理が会見し、新型コロナウイルス感染防止のための
緊急事態宣言を5月31日まで延長することを発表しました。
日本の感染状況をみると、まだまだ規制をいま大幅緩和する状況でない
ことは明白だと考えますので、妥当な判断でしょう。
ただ、まだ政府方針の全容がみえないところはありますが、
特に大幅な予算の積み増しをするわけでなく、とりあえず的な延長で
あると感じてしまうのは、私だけではないでしょう。
延長は特定警戒地域が対象であり、それ以外は各地の判断で緩和
してもよいけど、支援はできないよ、といったかんじですので、
静岡県としても明日正式な発表をするわけですが、苦しいところです。
先日このブログでも書いたように県のお金は底をつきつつあり、
災害対策の予備費まで手をつけると、このところ毎年大型台風に
直撃されているだけに今年も水害が心配ですし、昨日から各地で地震が
相次いでいますが、東南海地震の危険性がある本県としては心配です。
中央集権国家である以上、お金を発行できるのも、徴税権があるのも、
国債を発行できるのも、日本国政府です。政府が緊急出動の判断ができず、
「地方の判断にまかせる」というなら、やはり財源の手当てと権限の委譲
をしない限り、すぐやれることはなくなります。
災害時の鉄則は、現場に権限と判断をゆだねることではないでしょうか。
・・・でも、いくら正論であっても、現状しかたないことであれば、
「いまできることをやる。」それが静岡県の責務だと思って、
頑張りたいと思います。