天皇誕生日そして富士山の日

2021年02月23日 | Weblog

今日は天皇誕生日です。

静岡県は今上陛下の61歳の誕生日を寿ぐような快晴で暖かい一日となりました。

こころよりお慶び申し上げ、今上陛下のますますのご壮健をお祈り申し上げます。

 

また、静岡県においては本日は「富士山の日」でもあります。

今日の県内からは、雪を見事に羽織った気高くも壮麗な富士山が一日きれいに見えていました。

素晴らしい富士の山でした。

 

今日は、御殿場市において、山梨県と合同での「富士山の日フェスタ2021」記念式典が開催され、

私も公務派遣にて参列させていただきました。

式典は祝賀パーティのような形式的な祝典と飲食ではなく、感染対策を十分に施したうえでの会場設営と、

富士山の今後について考える内容を盛り込んだ格調高い形式にまとまられており、とても好感を持ちました。

準備、設営にあたった両県関係者に感謝と御礼を申し上げたいと思います。

 

コロナ禍における富士登山について「新しい富士登山のありかたについての提言」が、

三密回避やより快適な富士登山の環境作りなどを盛り込んで山岳医療救助機構の大城和恵代表からあり、

知られざる山岳医療現場の実情や世界の登山のかたち、各種登山環境整備についてなど、とても勉強になりました。

また、慶応大学文学部の鈴木正崇名誉教授からは「富士山の信仰と日本人」の演題での記念講演があり、

こちらも山岳信仰と日本人の歴史、ありようについて、新鮮な学びをいただけた濃密な内容でした。

深田久弥が、名著「日本百名山」で『日本人ほど山を崇び山に親しんだ国民は、世界に類がない』と

書いた理由を、今日またあらためてかみしめることができた気がします。

 

やはり、山はいいですね。

とくに富士山はやはり別格であると。

富士山のある県に暮らす幸せをあらためて感じた一日でもありました。


川勝平太知事 2018~2021業績評価

2021年02月22日 | Weblog

本日ふじのくに県民クラブとしての川勝知事の3期目の業績評価書を知事にお渡しいたしました。

各種評価の総合平均点は7.33点(10点満点)。

及第点というか、まあ5段階評価にすると「4」ということもできますが(笑)

今回は、最新のICTアンケート手法も導入して、広く一般県民のみなさまからの評価も加味したので、

我々議員だけでの評価だと心配される偏見や固定概念、潜在的な主観などが薄まり、

かなり公平性が高くなっていると自負しています。

会派会長としては、評価作業を主導してくれた山崎真之輔政調会長以下の政調会メンバーの努力に

心からの感謝と敬意を表したいと思います。

そんな評価書ですので、みなさまにも是非ご覧いただきたいと思っています。

詳しい内容については、近日中に会派ホームヘージにUPいたしますのでご覧くださいませ。

「静岡県議会ふじのくに県民クラブ」で検索いただければ幸いです。

 

この業績評価書が、現在開会中の2月議会にて本会議、常任委員会を通じて、知事3期目の「チーム川勝」の

業績評価についての議論をしてゆくためのたたき台となります。

2月議会は来年度予算を審議するいわゆる「予算議会」ですが、予算というのはそもそも「決算をして語らしむべき」

ものでありますので、これによってコロナ対策やリニア問題も含めて議論の深みが増すと考えています。

 

また、6月に知事選挙の日程が決まりましたので、これは「知事選への出馬を促すモノ」なのか?

というご質問をいただきますが、答えは「否」です。

あくまで「業績評価」は業績評価です。

なにより今はコロナ禍の非常時であって、選挙活動などよりもやるべきことが山積している現在ですので、

知事も我々議会もコロナ対策などを最優先して取り組んでゆくべきと考えています。

選挙は民主主義の基本ですので、とても大切なことはよくよく承知しておりますが、

今は命にかかわる非常事態のなかにあるだけに、なにとぞご理解の上、あしからずご了承くださいませ。

 

 


ミャンマーと浜松

2021年02月16日 | Weblog

ミャンマーで軍事クーデターが起きて半月が過ぎました。

 

ビルマ国として1935年の独立後、日本の占領、イギリス植民地を経て英国植民地体制の崩壊により

1948年にビルマ連邦共和国として再独立したが、1962年のクーデターで社会主義独裁政権となり、

さらに1988年の民主化運動に乗じて軍部がクーデター。

国名をミャンマーに変更し、その後2010年まで軍事政権が続いた歴史を持ちます。

2011年、長年の軍政からアウンサン・スーチー氏らによる民主化革命でようやく文民政権となりました。

というのが、先月までのこと。

2月1日、昨年の総選挙で軍部系の政党が大敗したことに危機感を募らせていた軍部が、

またしてもクーデターを起こして軍部が政権を不当に握ってしまった。というのが、今日現在です。

ミャンマー国内では国民による軍事政権に対する反対デモが、アウンサン・スーチー氏らの解放を求めています。

国際社会の批判も高まっていますが、コロナ禍ということもあり、やや国際世論による批判圧力が弱含みに

感じるのは私だけでしょうか。心配は募ります。

 

このアウンサン・スーチー氏の父親、ビルマ建国の父といわれるアウンサン将軍が若かりし頃、

イギリスからビルマの独立を企てたとき、その独立工作を助けた日本陸軍の鈴木敬司大佐が、

出身地である浜松で彼らをかくまい、その後ビルマ独立義勇軍としてともに戦ったという歴史があります。

鈴木大佐(終戦時は少将)が戦後戦犯としてビルマに連行された際、

アウンサン将軍は彼を独立の恩人として恩赦したということもあり、

今も浜松市の舘山寺温泉にある大草山に、アウンサン将軍の浜松滞在の記録と

日本とビルマ(ミャンマー)友好の石碑が立っています。

 

そんな縁もあるだけに、ミャンマー騒乱の行方が心配になる今日この頃です。

アジアの先進国としてもっと日本政府にはミャンマーの民主主義の危機に毅然とした態度と行動を示すべき。

内政だけでなく、せめてアジアの情勢にはエッジの利いた外交が展開できないようでは、

G7だG20だと、世界のリーダーの一員と自称していることが恥ずかしくなりますよ。


宮城福島地震

2021年02月14日 | Weblog

昨夜23時8分、福島県沖の太平洋を震源とした震度6強の地震がありました。

今のところ死者は出ていないようですが、150人超のかたがけがをされたととのこと。

こころからのお見舞いを申し上げます。

水道や電気、東北新幹線などのライフラインの復旧に時間がかかるようですし、

避難所でも三密問題や、いまだ事故処理途上の原発など心配は絶えません。

なにとぞこれ以上の被害拡大がないように祈るばかりです。

 

東日本大震災からまもなく10年となろうとしていますが、

今回のこの地震もその余震と分類されることになるようです。

やはり日本列島は地震活発期に入っていると感じます。

いつどこで地震が起こってもおかしくないのが日本列島です。

静岡県も「必ずくる明日は我が身」として備えなければなりません。

防災と防疫への備えは、まずは自分自身が高い意識をもっていただく「自助」からスタートです。

ひとりひとりがもう一度しっかりと「防災」「防疫」に取り組んでまいりましょう。


ポカポカ2月のすごしかた

2021年02月13日 | Weblog

あったかーい。

この一言に尽きる一日でした。

今日は昼間仕事が立て込んでいたのですが、すこし汗ばむくらいの気温の高さ。

なんと、3月下旬から4月並みの気温であったそうで。

夕方帰宅して夜の仕事がないことを良いことに、実は今さっそくBBQの準備中です。

我が家は田舎ですので、バーベキューコンロ組み立てて火をおこせば、庭で即できちゃうのがよいところです。

さずがに炭は購入しますが、薪には我が家の畑の桜の枝や雑木が役立ちます。

この日のために普段から集めて乾燥させているんですよー。

家の暖房も暖炉にすればよかったと後悔先に立たすです。

 

冬や早春のBBQは蚊などの虫もいないので、寒くなければ実は快適なのです。

自分で言うのもなんですが、ボーイスカウト仕込みですので準備も片付けも手際よくできちゃいます。

さて、ではでは田舎暮らしを満喫させていただこうと思っています。


#リニア#予算委員会#2月10日

2021年02月10日 | Weblog

本日の国会の予算委員会で渡辺周代議士がリニア問題についてしっかり国交省の意向を聞いてくれました。

議事録を詳しく読み込まないといけませんが、赤羽国交大臣の答弁から引き出された成果は大きく3つ。

1 地元合意のカタチとして、県とJR東海が「静岡県の自然環境保全条例の基づく基本協定」を結ぶことが工事開始の大前提である。

2 東京外環道工事の影響で起きたとされる調布市の道路陥没事故の原因調査が済まない限り、同様の工法であるリニア工事の

  スケジュールありきの工事強行は当然ながら認められない。

3 大井川上流の河川管理者の権限をリニア工事を進捗させるために静岡県から取り上げるようなことはない。

 

当然といえば当然の事項の確認が国会でされたということではありますが、

キツイ言い方をすれば、いままでいったいほかの国会議員のみなさんはなにをされていたのですか?と問いたい。

これは私だけのことばではなく、多くの県民のみなさまからお聞きしてきた苦言でもあります。

『なぜ、静岡県が悪者にされなければならないのか』

『駅もできないのに、水と環境を守ることを論じることがなぜ悪くいわれなければならないのか』

『水問題はかつて大井川でも丹那トンネルでも、県内各地の公共工事で多く発生している重大事だ』

『それらのために国会議員はなぜ国会で論戦をしないのか』

 

今回の件で、嫌な思いをしてきた県民のみなさまも多少溜飲が下がったと思います。

渡辺周代議士はリニア工事当該地域ではないにもかかわらず、昨年来何度か我々の訴えに耳を傾けていただき、

高い関心を持って、静岡県とJR東海、静岡県と国交省との議論などを研究、検証し今回の登壇を実現していただいたことには

こころから感謝申し上げたいと思います。これでこそ静岡県選出の国会議員です!

当該選挙区の衆議院議員や全県区選出の参議院議員のみなさまにも、これに続いてぜひ静岡県民のためにご尽力を賜りたいと感じます。

議論を尽くすことこそが、ひいては皆が納得できる「日本の誇る技術の粋たるリニア」の工事の進展にもつながるはずです。

うやむやに押し切ることや、数の力や権力にものを言わせて押し切ることは民主主義ではなく、ミャンマーの軍政に近い。

それでは将来に禍根を残すだけでしょう。

そんな結末にはしないことにできるのが選良たる政治家の役目だと私は思っています。

 

我々県議会議員もより一層がんばってゆく所存です。

2月議会がまもなくはじまります。県議会本会議やくらし環境委員会での議論、そして我々県議会第2会派

ふじのくに県民クラブ「リニア問題プロジェクトチーム」の今後のエッジの利いた調査および発信活動にもぜひご注目を!


浜松市のコロナ禍経済対策

2021年02月09日 | Weblog

本日の臨時会見で浜松市の鈴木康友市長が発表したコロナ禍での経済対策は、

個人的にはとてもユニークだと感じて、好感をもってとらえています。

 

このところ、県下全域でコロナ禍での経済対策については、さまざまな地域事情や首長ごとの考え方の違いを

まざまざとみせつけられて、あらためて東西に広い静岡県の特性と一律化の難しさを実感していました。

それを受けて先日静岡県の打ち出した対策は、「市町の特性に合わせた支援策に対する2分の1支援」という

地域性の独自性を重視してきた川勝知事らしいよい政策だと感じていましたが、今回の浜松市の支援策は

さらにユニークかつ実効性が高いものだと思います。

なにが良いかというと、「一時金のようなばらまきでなく、波及効果が期待できる」ということにつきると感じます。

今回7つの経済支援策を打ち出しましたが、例えば「マイクロツーリズム推進支援事業」は、

日本で2番目に大きい市である浜松市だけに、市内での「マイクロツーリズム」も非現実的なものではなく、

舘山寺温泉や浜名湖沿岸地域の海の魅力、浜北・天竜・北遠地域の森の魅力があり、

自転車やアウトドアの楽しみかたも多彩に考えられるので、市内の旅行業者の商品造成も可能だと考えます。

 また、「先払いチケットによる飲食店支援事業」は、「はままつ安全・安心な飲食店認証制度」の認証をうけたお店が、

25%上乗せしたチケットを販売する制度ですが、「安全・安心なお店づくり」に努力したお店に報いることでもあるし、

その飲食店に即金収入があるということは、「今が大変」な飲食店にはありがたいことだと感じます。

 極めつけは、「1億円キャッシュバックキャンペーン」。おなじく「安全安心認証店」で、家族や4人以下のグループが

食事代金を、1日200組最大5万円のキャッシュバックをするというもの(で、総額1億円まで)。

ただこれは、制度の詳細設計がしっかりしていないと、「4人以下」をどう証明するのか、抽選をどのようにするのか、

キャッシュバックの方法はどうするのか、などなど問題点もあるようには思いますが、

外食意欲を刺激するうまいアイディア施策だと感じています。

 

なかには、「これでは公共・公平ではない」というかたもいらっしゃるかもしれませんが、

”経済を回す”ということは、こうのような民間の競争心や創意工夫がこらされたモノでないとだめだと思いますので、

ぜひ、この浜松市の挑戦をじっくり観察されてみてください。

 


大河ドラマ「麒麟が来る」放送終了

2021年02月08日 | Weblog

明智光秀を主人公に描いた「麒麟が来る」が放送終了を迎えました。

コロナ禍で収録ができず放送終了がずれ込みましたが見応えのある大河ドラマでした。

政治家としても考えさせられる場面や決断、理想と現実の乖離など、

毎回のように「うーん」と唸っていた気がします。

ドラマとしては、史実の少ない明智光秀の青年期を扱っただけに、

ところどころ架空の人物に重要な役目を担わせたりして賛否両論があったようですが

私としては楽しませてもらいましたので、文句はありません。

明智光秀の人物像についても再評価することができました。

最後も、山崎の戦いなどは省略し、光秀生存説を匂わせる終わり方をするなど、

ロマンを感じさせる終焉で、楽しさも学びもあるドラマでした。

やはり大河ドラマはいいですねー


文化財保護法改正

2021年02月06日 | Weblog

5日の閣議で文化財保護法改正案が閣議決定されました。

今国会での成立をめざしての議論が始まりますので注目をしておきたいと思っています。

 

いままで文化財は「有形文化財」と「無形文化財」に分類され、既存の保護法では

「有形文化財」は、より重要なものを「指定有形文化財」、それに準ずる重要なものを「登録有形文化財」とし、

「無形文化財」では、「指定無形文化財」のみを規定していました。

今回の改正案では、「無形文化財」にも「登録無形文化財」制度を新設することが大きな柱になっています。

また、改正案で注目すべきは「地方自治体が有形無形に関係なく独自の登録制度を条例で設けることができる」という規定だ。

これ、工夫をすればかつて柳田国夫をして「民俗学の宝庫」と言わしめた天竜川流域の民俗芸能や、

県内各地に残るお祭りや風習、文化、富士山信仰のような独自の文化、

また、菅総理が日本酒や焼酎造りの技をユネスコの無形文化財登録をめざすと施政方針演説で言及しておられましたが、

その日本酒づくりも盛んな静岡県としたら、この改正案には、静岡のブランディングを確立させ、

一方でお祭りや伝統芸能などを守り継承し、技能についても継承するだけでなくさらに高めあい、

さらにはその活動を通じて醸成されるコミュニティづくりも期待できるというような、

多彩な可能性が秘められていると、私は感じています。

 

この改正案の行方を注目しつつ、県としても即応できる準備をしておかねばと考えています。


プロ野球キャンプイン

2021年02月01日 | Weblog

コロナ禍ではありますが、今年もプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートしました。

今年のストーブリーグではパ・リーグの充実ぶりと阪神の動きが目立ちましたね。

 

私は、パ・リーグびいきで、千葉ロッテマリーンズの45年来のファンです。

マリーンズも昨年は2位と善戦しましたが、今年のパ・リーグの各チームの戦力補強は半端なく脅威を感じています。

ただマリーンズは、投打ともに伸び盛りの若手が多く、彼らがブレークしてくれるとかなり楽しみな戦力となります。

まずは、各チームとも天候に恵まれた良いキャンプが過ごせること、昨年いくつかのチームが手痛い思いをした

コロナ禍の洗礼を受けませんよう祈りつつ、今日のキャンプインを野球ファンのひとりとして祝いたいと思います。