「いままでに共感した本を教えて」プロジェクト

2020年05月02日 | Weblog

先日、田形誠前県議会議員から電話があり、

『「いままでに共感した本を教えて」というのが回ってきたので

阿部さんもよろしくお願いします』と言われていました。

STAY HOMEなGWをお過ごしになる日本国民にとっては、

ある意味またとない読書機会が生まれたわけでもあるので、

とても良い企画だと思ってます!

 議会とコロナ対応に追われ、なかなかこの企画に参画できなかったのですが

ようやくにして参加します!遅くなってすみません・・・

 

そのかわりいっぱい紹介してしまおうかと(笑)。

まずは、【一気に読んで熱く強い気持ちになれる系】

「のぼうの城 上・下」      和田 竜 著

  名高い豊臣秀吉の小田原攻め。同時に関東各地で小田原方の支城攻め 

  が行われたが、石田三成が攻めた忍城(おしじょう)水攻めの記録の

  小説化。坂東武者の武辺と武士道の神髄を存分に味わう事のできる

  上下巻です。

  『武あるものが武なきものを足蹴にし、才あるものが才なきものの

  鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。ならば、わしは許さ 

  ん』と、戦を選んだ成田長親。私の政治家魂も震えました。

 

「ルーズヴェルト・ゲーム」    池井戸 潤 著

  池井戸作品は、本当に現代の企業の状況を細部から描き、そのなか

  から作品を紡いでゆくことに感嘆を覚えます。ラグビーの「ノーサイド

  ゲーム」もよかったですが、『野球で一番面白いゲームは8対7の試合

  だ」と、かのルーズヴェルト大統領が言ったことで名前がついた「ルー

  ズヴェルトゲーム」からとった題名の通り、逆転、また逆転の展開が

  続く一冊です。スポーツと企業の姿も垣間見られると思いますよ。

 

 

【アフターコロナ後のパラダイムシフトに備えて読んでおくべき本】

「ホモ・デウス 上・下」      ユヴァル・ノア・ハラリ 著

  前著の「サピエンス全史」も名著ですが、こちらはこれからの近未来を

  わかりやすく多角的に書いてます。必読書ではないでしょうか。

 

「銃・病原菌・鉄 上・下」     ジャレド・ダイヤモンド 著

  20年前に読んだ本です。今回のコロナ禍が始まり、はっと思い出し

  本棚から引っ張り出しましたが色あせない、人類の歴史書です。

  戦争や感染症が人類のパラダイムシフトを引き起こしてきたことが

  よく理解できると思います。感染症のこともね。上記とあわせて

  読まれることをお勧めします。

 

 

【ちょっと変わり種系】

「カナダの憲法 多文化主義の国のかたち」    松井茂記 著

  いまや世界でいちばん多文化主義の国といえるカナダ。このカナダ

  の国の成り立ちや、憲法改正を頻繁にする柔軟性を持つ考え方を

  知ることのできる一冊。カナダは、これからの世界のカタチを

  先取りしてると思いますよ。

 

「定本 和の色辞典」      視覚デザイン研究所

  日本の色は、古来より500もの固有名がついているって

  ご存知でしたか?「紺碧」「瑠璃色」「丁子色」「浅紅」

 「織部」「蟹鳥染」「二人静」・・・名前を聞いてるだけでも

  ワクワクしませんか?これらすべてがこの一冊でみることが

  できます。日本人ならぜひ一度ご覧くださいませ。