やまびこ

日々感じたこと、思ったこと等を、撮影した写真とともに、徒然に日記風に書いています。

2005/3/21(月)青春の門

2005-03-21 06:06:01 | 日記
2005/3/21(月)青春の門

 きょう久しぶりにテレビドラマを見た。普段はニュースか野球、サッカー等スポーツ番組しか見ない。青春の門は昔、五木寛之の文庫本でわくわくして読んだのを覚えている。そのあと、女優の「大竹しのぶ」が「織江」でデビューしてすごく新鮮な感じがしたのを思い出す。いまでも、たまにカラオケで山崎ハコの「織江の唄」を歌うけれど---(暗い!!)

 小説とか、映画のイメージが強かったけれども、テレビもよかった。タエ役の鈴木京香が色っぽく、力強い母親、一途な女性を。また伊吹重蔵役の豊川悦司がかっこよすぎる。

 でも久しぶりによかった。明日の後編は見られるかな?


あらすじ(TBSより)
 
 昭和14年(1939年)、秋。日本を代表する石炭の産地、九州・筑豊。
この地でカフェーの女給をしていたタエ(鈴木京香)は、五峯炭坑の組頭・伊吹重蔵(豊川悦司)に見初められて結婚。重蔵の連れ子・信介(渡邉奏人)と三人で、幸せな暮らしをスタートさせる。


そんなある日、東日鉱山で落盤事故が発生。大勢の朝鮮人労働者が坑道に取り残されてしまう。しかし、鉱山のオーナー・羽根沢正道(佐藤浩市)は人命救助よりも国益を優先し、彼らの救出策を講じようとしない。そんな中、重蔵は自らダイナマイトを抱え坑道を爆破。自分の命と引き換えに労働者たちを救った。残されたタエは、信介を立派に育てることが重蔵への愛の証と信じ、信介に溢れんばかりの愛情を注ぐ。


9歳に成長した信介(泉澤祐希)は金山朱烈(杉本哲太)と出会う。朱烈は、かつて東日鉱山の事故で重蔵に救われた炭鉱夫のひとり。重蔵に大きな恩義を感じていた朱烈は、タエや信介に何かと親切にしてくれた。しかし、太平洋戦争が次第に激しさを増し、朱烈も召集され戦地へと向かう。
そして、終戦後の昭和23年。


タエと中学生になった信介(石田卓也)は、筑豊でつつましく暮らしていた。そこへ、東日鉱山の爆破事件で重蔵と共に首謀者とされ、満州へ逃げていた塙竜五郎(岸谷五朗)が現れる。竜五郎はかつてタエをめぐり、重蔵と闘った相手。しかし、東日鉱山の一件で二人は強い男の絆で結ばれていた。ヤクザ稼業のかたわら運送業を始めようとしていた竜五郎は、タエと信介の面倒を見ると申し出るが、タエは断る。
同じ頃、朱烈も無事戦地から帰ってきて、二人の面倒を見たいと言う。


信介は、タエの前に次々と現れる大人の男たちに、嫉妬にも似た感情を抱く。そんな信介を幼なじみの織江(邑野みあ)は複雑な心境で見守っていた。
そんな折、東日鉱山の羽根沢が殺される事件が発生。その容疑がかけられた朱烈が、警察に連行されてしまう。

一方、タエは日頃の無理がたたり、肺の病が悪化。療養所に隔離されることに。信介は竜五郎の世話になることになり、二人は生まれ育った田川を去って行った。

 <五木寛之のコメント>(TBSより)

 私の記憶の中には、明治・大正・昭和と、沸(たぎ)るような人間のドラマが演じられた筑豊の大地のイメージがくっきりと残っている。

人びとはそこで、精一杯に生きていた。働く者同士の連帯感があり、少年少女の友情があった。貧しくともキラキラした生活の鼓動があった。親と子、男と女、教師と生徒の信頼があった。ひたむきさと勇気がなによりも大切にされていた。

現実は厳しかったが、そこにはまぶしい炎のようなものがあった。一日一日が戦いであり、体ごとぶつかっていく夢があった。そして、そこに生まれ育った若者たちにとっては、荒涼たる炭鉱地帯こそ、かけがえのない自らの故郷(ふるさと)だったのだ。

 
コメント
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