先日軽く日食について書いたが、昔子供に日食について聞かれたことがある。内容は30日に一度新月になるのに、何故日食の回数少ないのかという質問だった。
図解しているサイトもありそうだが、ざっくり縮尺してみよう。
日食は地球、月、太陽と並び、月が太陽を隠す宇宙現象である。
さて、月をピンポン玉に例えてみよう。すると地球は砲丸投げの砲丸サイズになる。その時太陽は直径14メートルの玉になる。フジテレビの球体の半分くらいだ。そして並ぶ距離だが、砲丸ピンポン玉間3.8メートル、ピンポン玉フジテレビ半分サイズ間が1.5キロになる。まだわかりにくいだろう。
さらに縮尺して今度は地球をピンポン玉にしてみよう。すると月はビー玉になる。その時太陽は4メートルの球体、大きめのアドバルーン、または気球を想像すればいいだろう。その時ピンポン玉ビー玉間が113センチ、ビー玉気球間が450メートルになる。
上記の数字は簡単に言うと113センチ離れたところにあるビー玉をビリヤードで衝いて、450メートル先にある気球に当てるようなもので、しかもそれらが空中にある訳だ。いかに低い確率かわかるだろう。
さらに縮尺して、地球を1ミリ粒、仁丹にすると2.5センチ先に0.3ミリシャープペンシルの芯の玉(月)があり、98メートル先にソフトボールがある事になる。
その気の遠くなる距離を考えながら、日食を楽しむのも一考だろう。
あちこちで言っているが、観測用メガネは必須。普通のサングラスでは目をやられる。ただ、天気によっては無駄になるので購入が難しい。休み取り、天気の良いところ選んで動く価値はあるだろう。ちなみに段ボール等にピンホール開けて、写して見る方法や、鏡で壁に反射させて見る方法などは少し安全らしい。
天文学的にも、今回太陽の正式サイズがはかれるとか、太陽の活動状況が掴めるとか、月の資源なども研究できると聞いた。
次に見られるのが900年以上先と聞くと、しっかり晴れる事を祈る。
(写真…このグラスもよく見たらダメ。)
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