浅田次郎著「母の待つ里」を読了しました。
【画像】浅田次郎著「母の待つ里」
この物語には里にやってくる三人の「息子と娘」たちと、
それぞれの背景の話で成り立ちます。
結婚はせず、仕事に邁進してきた男性。
退職と同時に離婚を切り出され、退職金半分もってかれた男性。
申し込んで当日を待つ間に実の母親を亡くした女性。
三人それぞれの「息子」と「娘」の心情に「母親」役の人柄がピタリとはまったのね。
色々と決まり事はあるけど、その大金を払ってまたリピートするのですわ。
最後に「母」の人生が明かされる場面と、もう一組「息子夫婦」の話。
参ったな、降参です。
仮想の家族を演じているけど、お互いが必要としてるから沁みるんだわね。
都会に住む人には馴染みのない東北の方言が、
「長く離れていたふるさと」というリアル感をもてたのかな。
前にドラマで見た「レンタルファミリー」みたいなものかと思ったら、
もっと大掛かりで、ある意味切実。
ブラックカード所有者限定のプレミアムサービスのひとつで、
料金もそれなりにお高いのね。
甘え下手のオカンみたいな天邪鬼には向かないわ。
それ以前に庶民には手の出ない料金だしな〜。
いやいや、架空のお話だから、ナイナイ。
ザックリした紹介でごめんなさい。
詳しくはリンク先を見てくださいね。