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オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

「お勝手のあんシリーズ」柴田よしき著

2025年01月06日 18時46分00秒 | 読書
「お勝手のあんシリーズ」柴田よしき著

「お勝手のあん」
品川宿の老舗宿屋「紅屋」を営む吉次郎は、二年ぶりの長旅から、見知らぬ女童を連れ帰ってきた。吉次郎は、女童・おや すの類まれな嗅覚の才に気づき、「紅屋」のお勝手女中見習 いとして引き取ることに─。
拾って貰った幸運をかみしめ、ゆるされるなら一生ここにいたいと、懸命に働くおやす。研究 熱心な料理人・政一と、厳しくとも優しい女中頭・おしげのも と、年下の奉公人・勘平、「百足屋」のお嬢さま・お小夜とともに日々を過ごすなかで、人間として、女性として、料理人として成長していく、柴田よしき、初の時代小説シリーズ第一弾!
(裏表紙の紹介文)

「あんの青春〜春を待つころ〜」
安政二年。
江戸の大地震からふた月が過ぎ、品川宿の宿屋「紅屋」もようやく落ち着きを取り戻しつつある。
台所付きの 女中見習い・おやすは、正式に女中となれる日を夢見つつ、充 実した毎日を送っていた。
そんなある日、おやすはおつかいに行った団子屋で、武家の生まれらしきお嬢様・おあつと出会う。
おやすは、おあつが自分には想像もできない世界の人だ、 という気がしていて──。
人として、女性として、女料理人として成長していく、時代小説版「赤毛のアン」、シリーズ第二弾。
(裏表紙の紹介文)

「あんの青春〜若葉の季(とき)〜」
昨年の大地震が残した爪痕も、ようやく幾らか薄れてきたように思えた頃。
品川宿の宿屋「紅屋」では、おやすが見習いから、台所付きの女中として正式に雇われることとなり、わずかばかりだが給金ももらえることになった。
「百足屋」のお嬢さま・お小夜が嫁ぎ、おあつから別れの手紙を受け取るなど、 寂しくもなるおやすだが、心配していた勘平の消息を聞き、「むら咲」の女料理人・おみねから出された謎も考えながら、 充実した日々を送っていく──。
時代小説版「赤毛のアン」、 大好評シリーズ第三弾。
(裏表紙の紹介文)

「あん」と付いていたら手に取ってしまうオカンです。
坂木司を読み始めたのも「あん」だったな〜。


羽根藩シリーズ三冊(葉室麟著)

2025年01月05日 18時17分00秒 | 読書
葉室麟の著作「蜩ノ記」に続く羽根(うね)藩シリーズを三冊

『潮鳴り』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

葉室 麟『潮鳴り』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。

読書メーター

「潮鳴り」
俊英と謳われた豊後羽根藩の伊吹櫂蔵は、役目をしくじりお役御免、いまや、“襤褸蔵”(ぼろぞう)と呼ばれる無頼暮らし。
ある日、家督を譲った弟が切腹。
遺書から借銀を巡る藩の裏切りが原因と知る。
弟を救えなかった権蔵は、死の際まで己を苛む。
直後、なぜか藩から出仕を促された権蔵は、弟の無念を晴らすべく城に上がるが・・・・・。
再起を描く、「鯛ノ記」に続く羽根藩シリーズ第二弾!
(裏表紙の紹介文)



「春雷」
新藩主が馬に乗ってお国入りの際の事故で幼い娘を亡くし、身重の妻は流産した。
主人公は「名君」である新藩主の名声と引き換えにこの藩に召し抱えられる。
陰で鬼と呼ばれながら藩財政の立て直しに奔走する主人公多聞隼人の本心は……。



「秋霜」
多聞隼人の離縁した妻が暮らす欅屋敷。
そこに一人の男が住み着く。
彼の父親は以前は宇根藩に仕えていたのだった。
父の暮らした土地を見たかったという。

彼の実の父親は多聞隼人によって殺されており、
その仇討ちをせぬかと言われてやってきたのだった。
欅屋敷では身寄りのない子供たちを育てており、
供に暮らすうちに様々な思いが交錯する。










ひきこもり探偵シリーズ 坂木司著

2024年12月13日 22時34分00秒 | 読書
ひきこもり探偵シリーズ三冊 坂木司著

「青空の卵」
僕は坂木司、外資系の保険会社に勤務している。
友人の鳥井真一はひきこもりだ。
プログラマーを職とし、料理が得意で、ロにするものは何でも自分で作ってしまう……それもプロ顔負けの包丁さばきで。
要するに外界との接触を絶って暮らしている鳥井を、なんとか社会に引っ張り出したい。と僕は日夜奮闘している。
そんな僕が街で出合った気になること、不思議なことを鳥井の許に持ち込み、その並外れた観察眼と推理力によって縺れた糸を解きほぐしてもらうたびに、友人の世界は少しずつ、でも確実に外に向かって広がっていくのだった……!?
気鋭の新人による書き下ろし連作推理短編集
(裏表紙の解説文)

「仔羊の巣」

自称ひきこもりの友人、鳥井真一が風邪で寝こんでいたある日、僕、坂木司は同僚から、同期の女性の様子がおかしいと相談を受ける。
慣れない探偵役をつとめた僕が 導き出した解答は・・・・・・。
また、木村栄三郎さんのもとで 出会った男性と地下鉄の駅で見掛けた少年の悩み、そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの真実を鳥井はどう解明するのか。
ひきこもり探偵シリーズ第二弾。
(裏表紙の解説文)


「動物園の鳥」


著者による登場人物紹介

鳥井真一
思春期に受けた精神的打撃により、極度の外出嫌いになったコンピュータ・プログラマー。

坂木司
鳥井の友人。外資系の保険会社に勤めるサラリーマン。鳥井を外出させようと、事件を持ち込む。

巣田香織
鳥井と坂木の友人。近所に住んでいるため、とある事件で彼らと知り合う。デパートに勤務。

滝本孝二
鳥井と坂木の学生時代からの友人。鳥井の家を管轄内に持つ所轄署の巡査でもある。おおらかで格闘技好き。

滝本美月
滝本の妹。離れて暮らしているせいか、いまだ兄離れできず、わがままな一面がある。

寺田結美
滝本の古い友人。過去の事件により、閉鎖的な乗り物が若手になった。現在はバイクが主な移動手段。

小宮弘幸
滝本の後輩の巡査。おだやかで滝本とは対照的な性格。児童心理に詳しい。

木村栄三郎
下町に住む元職人。今はカルチャースクールで木工を教えている。坂木の顧客でもある、年の離れた友人。

高田安次郎
木村の幼なじみ。悠々自適の生活を営む。ボランティアが趣味の老人。

檜山利明
とある事件で鳥井と坂木に出合った中学生。今は木村の家を部室のように使っている。

松谷明子
高田と同じボランティアのメンバー。

江畑憲満
動物園の広報課職員。ボランティアを取り仕切っている。

ガンちゃん
動物園の側の公園にいるホームレス。

谷越淳三郎
鳥井と坂木の中学生時代のクラスメート。


仔羊の巣は多分再読。
その時のオカンにはあまり響かなかったのかな。
同じ著者の和菓子のアンシリーズはハマったけどな。
同じ本を読んでもその時々の心情で読後感もいろいろだな。  
 


「ゆびさきに魔法」三浦しをん著

2024年12月12日 20時46分37秒 | 読書
「ゆびさきに魔法」三浦しをん著

ネイルのある毎日はいつだって幸せ
しをん節炸裂!
ザ・王道“お仕事”小説
(帯のコピー)

登場人物
月島美佐★『月と星』を営むネイリスト。
丁寧で正確な施術が得意。
仕事に忙しく、恋の仕方は忘れてしまった。

大沢星絵★求職中の新米ネイリスト。
独創的なセンスの持ち主だが、 基礎技術に少しだけ難アリ。
酒に飲まれると記憶を綺麗に失う。

松永★居酒屋「あと一杯」の大将。
巻き爪に苦しむも、ネイルへの偏見からサロンの敷居をまたごうとしない。
煮付けを大沢に溺愛されている。

上野琴子★子育てに忙殺されている。
ネイルをしたいが、「母 親失格」と思われるのではと気に病んでいる。

村瀬成之★国民的人気を誇るイケメン俳優。
ネイルを愛するも、パブリックイメージから明かせずにいる。


三浦しをんの著作は「舟を編む」を読んだだけだったので、
あれこれ手を出して、面白くてはまってしまった。
5作を借りてきて、一気に四冊を立て続けに読みました。
心は満足だが、あ〜メメが辛い。