ひと対ひと。すべては楽しみながら。

仕事も遊びも、男も女も、昼も夜も。すべて『人と人』!
楽しみながら、単純に。できる事からやろうよ。^^江浦誠、63歳。

”夏の逝く日の風に乗り”

2005-09-22 23:58:16 | Weblog
このタイトルは『笠美波(秀雄)』の遺作集のものです。
”笠美波”…初めて知りました。

今月8日~10月9日まで玉名郡三加和町で『遺作展』開催中です。
とても良かったです。感銘を受けました。そして切なかったです。
召集された兵隊さんは皆、きっと
辛さは自分の胸の奥に押し込め、愛する家族・親兄弟を守るためにとの想いで、戦地へ赴いたんですもんね。

実はこの笠美波さんは、私の職場の専務の叔父さんにあたる方です。
今の武蔵野美大、当時の帝国美術学校を経、
小学校教員をなさって何年もしないうちに召集され、中国へ。
その5年後、終戦の前年暮れに激戦地ブーゲンビル島で戦病死されています。

若くして亡くなられたのですが、大変多くの詩や絵が遺されています。

そこが戦地という事を忘れさせるような 彼の地での情景スケッチは
今でも、その場所の雰囲気が体温と共に伝わります。
あの感覚こそ、”衝撃が走る”と言うのでしょう。

熊本にお住まいの方、是非一度
「ギャラリー蔵」(玉名郡三加和町太田黒)へ足をお運び下さい。
それと、笠専務! 美術館造っちゃって下さい。
もっともっと多くの方に見て頂きましょうよ!
”還暦イベント ”などとおっしゃらずに。

笠専務のライフワークになりそうですね。
コメント (2)
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