おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

愛の流刑地

2007-02-05 17:05:52 | 邦画
『 愛の流刑地 』

[監][脚]鶴橋康夫
[原]渡辺淳一
[製]富山省吾
[音]大島ミチル
[出]豊川悦司 寺島しのぶ 長谷川京子 仲村トオル 佐藤浩市 陣内孝則 浅田美代子 佐々木蔵之介 富司純子 津川雅彦

 かつては恋愛小説の人気作家だった村尾が、情事の果てに女性を絞殺した。
殺された女性は彼のファンで人妻の冬香。
女性検事の美雪は、“愛しているから殺した”という村尾の言葉に戸惑いながらも、2人の過去を探る。

≫≫ 公式サイト

07/02/01 【 ◎ 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ

 冬香の母親の「犯人のために証言するのではありません、犯人は今も憎いけど、娘のために証言します」と言って語った娘の出かける前の様子や会話と、判決が下り、牢獄されてから冬香の母親から届いた『恋の墓標』に挟んであった冬香からの手紙のシーンで知らず知らずの内に涙を流していました。
隣に座っていたカップルの女性の方はすすり上げて泣いていました。

泣くつもりなんかなかったのに気付かぬうちに引き込まれてしまっていたって感じです。

チラシの写真からしてちょっとエロい感じかなと思っていたら、ラブシーンはふんだんにこれでもかって言うくらいあったけど、寺島しのぶだったからなのか、意外とサラッとしててエロさは感じなかった。

それよりも、なりふりかまわず、我が子を残して死んでもいいとまで思えるほどその愛にのめり込んで行くさまが、狂気とも取れるほどの変貌振りが観ていて怖かった。

そして、冬香が死ぬことにより永遠に冬香に縛られてしまった村尾・・・
“自分は選ばれた殺人者だ”と冬香の愛の深さを受け入れ、縛られることを選んだ村尾もまた傍から観れば哀しい愛の受刑者・・・

お互いに出会ったときがもっと違っていたらどうなっていたんだろう~・・・?
不倫ではなかったらこうも狂おしいまでに愛し合うことはなかったのだろうか・・・?
ちょっと常軌を逸しているだけに、どこにも感情移入できずに傍観してしまったのだが、気付かず涙が流れていたと言うのはどこかで感情移入してしまっていたんだろうな・・・(苦笑)

07-12(邦-4) シネプレックス


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8 コメント

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(。_。)ウンウン (しんちゃん)
2007-02-05 20:52:16
 これね・・・
やっぱはまる人とダメな人と両極端みたいだね。
色々意見があって面白いよね。

 寺島しのぶの変貌ぶり生々しいでしょ?(笑)
あの下品さがすごくリアルだったなぁ(^^;
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ん~・・・ (Qchan)
2007-02-06 07:49:31
しんちゃん
しんちゃんのレビュー読んでもっとあからさまに変貌するのかと思ってたから
以外と期待外れでそんなに変貌したとは思わなかった。
と言うか、最初の出会いの時がもっと主婦くさいのかと思ってたらそうでもなかったし・・・(笑)
下品とは感じなかったよ・・・
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そうだよね。 (じゃすみん)
2007-02-07 08:37:23
映画を観て 納得したのは 出会いの件。小説のファンだったから余計?って思っちゃって。劇中に出てきた小説さぁ、読んでみたくなかった?

寺島しのぶさんの映画、確かに綺麗な感じだよね。
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恋の墓標 (Qchan)
2007-02-07 21:30:50
じゃすみんさん
ちゃんと製本されていたよね!?
映画のためだけにあの表紙だけを作ったのかしら?
実在するなら読んでみたいね!(笑)

これの原作も読みたいけど、他の本を読むのが忙しくて、
「愛ルケ」に辿り着くのはいつのことやら・・・(;^_^A

『待合室』って映画とってもよかったよ♪
機会があったら観てみて?
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何か良かったですよね。 (ゆうぞう)
2007-02-08 10:42:37
私も全く期待しないで見てみたのですが。
意外と見入ってしまった自分にちょっと驚きでした。

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やっぱり? (Qchan)
2007-02-08 22:43:59
ゆうぞうさん
ゆうぞうさんも見入ってしまいましたか・・・?
なかなか良かったですね
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二人の・・・ (はむきち)
2007-02-14 13:54:45
Qちゃん・・不倫だからこその愛でしたよね~。。

彼をずっと私のものにしたい寺島さん気持ちがめちゃ!わかりました。

私もお母さんの手紙に涙でした(ToT)
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うんうん (Qchan)
2007-02-15 08:07:00
はむきっちゃん
自分の気持ちが最高頂の時に絶命すると言うのは
ある意味幸せなことかもしれないね?
それにより相手の心にも自分のことを刻み込み
自分だけのものにしてしまうなんて・・・
相手が自分のことを愛してくれていればこそできることなのかも・・・?
お母さんも娘の気持ちがわかったからこそ手紙の挟んである本を届けたのでしょう・・・
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