おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

2007-05-11 18:24:44 | 邦画
『 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 』
[監]松岡錠司
[原]リリー・フランキー
[脚]松尾スズキ
[歌]福山雅治
[出]オダギリジョー 樹木希林 小林薫 内田也哉子 松たか子 勝地涼 仲村トオル 小泉今日子 宮崎あおい

 1960年代の九州で、両親が別居して“オカン”に引き取られた“ボク”は、やがて上京し美術大学へと通う。バブル崩壊後、イラストとコラムの仕事で生活の糧を得た彼は、ガンの手術をした母を東京に呼び、同居を始める。

≫≫ 公式サイト

07/05/08 【 微妙 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ

 何かねぇ~・・・

期待しすぎとったんかなぁ~・・・

大泉洋主演のドラマを観た時に、「なんか違う」と思って途中で観るのを止めた。
もこみち主演の月9の蓮ドラも1回目をチラッと見ただけで止めた。

原作を読んだ時に、主人公が4歳から中学を卒業するまで生活したところが地元だと言うことがすぐに分かった。
単線の終点の駅で駅前にある長い階段は通学の時に毎日駆け下りた階段やし、
配給所は小さい頃よくおつかいに行ったし、“オカン”のお母さんがリヤカーを引いていた長い坂も知っとう。

「3・2・1、どっかーん!」のマイトが爆発する音も毎日聞いたし、
引込み線の線路やボタ山で遊んでた光景も全て目に浮かぶ。

その後、弟の同級生のお母さんが“オカン”と仲良しで東京の“マー君”の家にも遊びに行ったことがあると言うことや、私の友達の叔母さんが“マー君”の叔父さんの奥さんだったと言う、なんかすっごいご近所的な事実も分かり、実際すっごく近くに住んでいたわけで、その地元が舞台になると言うことでの興味と、予告編を観た時に、駅のホームにある駅名表示板に 【→ いそみつ】と実際にあった駅名が書かれていたのを見たもんやから、余計に興奮して期待が高まってしまったのかも知れん・・・

【いそみつ】と言う実際にあった駅名は出とったけど、住んどったた単線の終点の駅名は【宮川駅】になっとったし、“宮川バス”には笑ろた・・・そんなバスなかったし・・・(苦笑)
炭鉱名も微妙に変わっとって“西島炭鉱”になっとったし・・・
中学の時に住んどったと言う病院も炭鉱の病院で個人病院やなかったはずやけど、入口付近の造りはあんな感じやった。

脚本がどうとか、ストーリーがどうとかやないで、違うんよ、、、。
エンドロールを観てたら、撮影協力の中に地元の地名は入っとらんやった、、、。
やっぱしね、、、。
田川石炭資料館は出とったけど、田川とは全然違うやん!?
ちゃんと“マー君”の育った町にも石炭資料館はあるやん!?
何でそこに資料収集に行かんかったん!?
そここそ、その町の舞台になった炭鉱の本家本元の資料がいっぱいあるはずやけど・・・!?
炭鉱の形態からして違うし、炭住だって全然違う!
あの風景はまるで戦後の闇市場のようなそんな光景やった、、、。
少なくとも、1960年代のあの町の光景では到底ありえんかった!
ものすごガッカリした、、、。

だけ、ストーリーがえらい霞んで見えた。
原作を思い出しながら観たからまだちっとはなんとかなったけど、、、。
主人公を演じたオダギリジョーは今までの中では一番よかったと思う。
オダギリジョーのボソボソとした語り口が雰囲気をかもし出しとったと思う。
他の配役もよかったと思う。
でもねぇ~・・・もうちょっと何とかならんやったんかねと残念でしょうがない、、、。

地元にいる人達はこれを観てどう感じたんやろか~・・・?
弟の同級生のお母さんはどう思ったやろう・・・?

そして、原作者はどう思って観たんやろう~・・・?
原作者の本音の感想を聞いてみたいもんだ、、、。(笑)

07-52 シネマックス


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5 コメント

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そうなんですねぇ。 (kalin)
2007-05-12 09:00:53
自分の中の大切な思い出の町が。
同じ名前なのに、違う町だとがっかりですよね。

原作どおりに、制作されていない映画が多いような気がします。
それはそれで演出としてOKなのかもしれませんが。
結末すら、違ってたりする事も(^-^;

東京タワーは、オダギリジョーと樹木希林の親子が良かったです。
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そう (ちー)
2007-05-13 02:04:36
映画よりQちゃんのこの記事の方がホロリです。

Qちゃんの福岡の言葉も知らない土地なのに
懐かしく思う。
「違うんよ」なんんですよね。

上野の西郷さんの銅像除幕式で妻糸子が
「うちんひとは こげなひととはちごうたい」

知らない人が作るとそうなる・・・
知ってる人は「違う」と・・・愕然。
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そうですね (Qchan)
2007-05-13 23:05:07
kalinさん
あまりにも違いすぎてて・・・
知らない場所のようでした。
知らない土地の出来事だったら、そうなんだと見れたかもしれない、、。
『フラガール』の炭坑町のほうがまだ近かったような気がします。

オダギリジョーと樹木希林よかったですね。


ちーさん
脚本書いた松尾スズキさんも福岡の人だけど、
工業地帯の出身で炭坑町のことはよく知らないんでしょうね・・・?
それよりも、セットが一番の問題かも・・・?
残念でした。
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なるほど。 (じゃすみん)
2007-05-16 09:09:46
そっかぁ。舞台になったところが全然違うっていう事実があったのね・・・。
そうなるとやっぱりがっくりよね・・・。

私はそいうのを知らないから 普通に見ちゃったんだけど。地元民としては ショックよね。もう少し丁寧に作ってくれたらよかったのに。

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地元民以外は (Qchan)
2007-05-18 21:57:45
じゃすみんさん
たぶん、皆さん普通に観れると思います。
私達が他の地域の映画を観て違和感を感じないのとおんなじだよね。
『フラガール』で出てた炭住の方がまだ近かったんだけど、
でも、『フラガール』の地元では「違う!」って声が上がってたかも知れないですよね?
そう言う細かいところを意識しなきゃいいのかもしれないけど
あまりにも身近な地域のことだっただけにちょっとガッカリで・・・
配役が素晴らしかっただけに余計に残念でした。
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