おまけの人生・・・

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大往生

2012-06-07 22:10:55 | 日記
明治・大正・昭和・平成と4つの時代を生き、1世紀生き抜いての大往生でした。

先週の月曜体調を壊し脱水症状を起こしてるとのことで、点滴を受け元気になり
食事も取れるようになり、毎日見舞いに来る家族とも元気に話してたそうで、
家族は帰ってくるとばかり思っていたとのこと。
4日も元気に喋っていて9時の消灯時にも看護師さんと会話したとのこと。
そのわずか30分後に身体につけてたモニターの数値が下がり、
病院から電話がかかって「何分で来れますか?」と聞かれ、
「10分で行きます」と慌てて駆けつけたけど間に合わなかったとのことでした。

最期を看取れなかった家族は心残りがあっただろうけど、
涙は流しながらも、荼毘にふされる間や精進落としの会食の時には色々な昔話に花が咲き、
時には笑いながら和やかな雰囲気の中で告別式が終わりました。

母が私の出産後に実家に帰らずに大叔母のところでお世話になってたと今日聞き、
そう言えばそんな話を母や大叔母や母の従兄弟から聞いたことがあったなと思い出し、
やっぱり私のおばあちゃん代わりだったんだと改めて思いました。

一番親しく付き合いのある母の従兄弟が私は自分の妹みたいなもので母は自分のお姉さんみたいなもので
大叔母が留守をするときには母が従兄弟のところにご飯を作りに行ってたそうだ。
血縁関係では遠い関係だけど、付き合いの度合いは濃かったんだなとそれも改めて感じました。
認知症がひどく何も分からなくなった母のことを最後まで気にかけてくれてたと聞き
ありがたいなと思いました。
母が大好きだった叔母さんだったので、意識がはっきりしていれば連れて行きたかったけど、
我が子すら認識できず寝たきりの母を連れて行くことは無理なことなので
母の分も気持ちを込めてお別れをしてきました。

子どもが4人、孫が13人、曾孫が9人、大家族に恵まれいい人生だったと思います。