つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

スクーターの上の猫

2008-09-17 23:46:55 | つれづれ
職場の周りにはノラ猫がたくさんいます。
見る猫のほとんどはトラ猫。(ノラ猫にトラが多いのはなぜ?)
この間は大、中、小の3匹の猫を見ました。
母親と兄弟なのでしょうか?一番小さい猫はかわいらしいちびっ子で、
必死の思いで2匹についていっているようでした。

昨日の仕事帰りも、職場を出たところで猫を見つけました。
自転車やバイクが無造作に置かれたところだったのですが、
その猫はスクーターの足を置くところにうずくまっていました。
職場の周りのノラ猫は人になついておらず、
人影を見つけるやいなやピュッと逃げてしまうんですが、この猫は違いました。
私が近づいても逃げることなく、ゆっくりと顔を私の方に向けてきたのです。
顔は向けてはいるけど、意識があるのかないのか・・・?という感じでした。
何を思っていたのでしょう?
見たところ、お年寄り猫のように見えました。

邪魔しないように、そーっと写真を撮りました。
それでも顔はこちらのほうを向いたままだったので、かなりカメラ目線な感じで撮れました。
カメラ目線というよりも、もっと向こうのほうを見ている、という感じかな?

猫の哀愁ただよう雰囲気に離れがたい気持ちが募って、
少しの間、じーっと見つめていたのですが
猫の目がだんだん細くなってきて、おやすみモードに。
そっと、その場を立ち去りました。

これまで必死で生きてきたであろうお年寄り猫の人生、いや猫生?
こちらを見つめる目から、内に秘めたる静かな底力を感じました。
これからもお元気で・・・
そう思わずにはいられませんでした。

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